「蜻蛉日記」(右大将道綱母/角川書店編)
本作品を一段高いところから俯瞰したとき 「蜻蛉日記」(右大将道綱母/角川書店編) 角川ソフィア文庫 かくありし時過ぎて、世の中に、いとものはかなく、とにもかくにもつかで、世に経る人ありけり。容貌とても、人にも似ず、心魂も...
本作品を一段高いところから俯瞰したとき 「蜻蛉日記」(右大将道綱母/角川書店編) 角川ソフィア文庫 かくありし時過ぎて、世の中に、いとものはかなく、とにもかくにもつかで、世に経る人ありけり。容貌とても、人にも似ず、心魂も...
読みどころは源氏の喪失の連続 「源氏物語 賢木」(紫式部) (阿部秋生校訂)小学館 朧月夜は尚侍となり、帝の寵愛を受けるが、源氏との逢瀬も続けていた。実家に里帰りしていた朧月夜は、ある雷雨の明け方、源氏との密会の現場を父...