「こちらニッポン…」(小松左京)
これから到来する危機を早送りしたその筋書き 「こちらニッポン…(上)(下)」(小松左京)角川文庫 自分以外の人間がすべて短時間のうちに突然消失する。不可思議な事態に巻き込まれた福井は茫然自失のまま一日を過ごす。浅い眠りの...
これから到来する危機を早送りしたその筋書き 「こちらニッポン…(上)(下)」(小松左京)角川文庫 自分以外の人間がすべて短時間のうちに突然消失する。不可思議な事態に巻き込まれた福井は茫然自失のまま一日を過ごす。浅い眠りの...
表題だけで終わればいいのですが…。 「あしたは戦争 巨匠たちの想像力・戦時体制」 ちくま文庫 いつはじまっていつ終わるのかも、誰がはじめて誰が得するのかもわからない戦争。人々は先が見えない不安の中で右往左往するしかなく...
高度文学成長、色彩を取り戻した日本文学 「日本文学100年の名作第6巻 ベトナム姐ちゃん」新潮文庫 「ベトナム姐ちゃん」(野坂昭如)横須賀のドブ板通りのバーのホステス・弥栄子は、いつもベトナム帰りのアメリカ兵に対し...
これこそがまさにSFの提示する「恐怖」 「戦争はなかった」(小松左京)(「暴走する正義」)ちくま文庫 同窓会に向かおうとしていた「彼」は、すでに飲んでいたため、2階の会場への階段で足を踏み外し、頭を打って脳震盪を起こす。...
コロナと対峙している現実と大きく重なります 「復活の日」(小松左京)角川文庫 196X年の冬、アルプス山中で墜落した遭難機に積まれていたもの、それは人間をはじめとする地上の生きものすべてを死に至らしめる凶暴なウイルスだっ...
14歳で終戦をむかえた著者の目に映った「軍隊」 「くだんのはは」(小松左京) (「日本文学100年の名作第6巻」) 新潮文庫 空襲で焼け出された「僕」は、かつての家政婦・お咲さんの奉公先へ一時預けられることになる。その家...
やはり誰にも止めることはできないのではないか 「召集令状」(小松左京)(「あしたは戦争」)ちくま文庫 同じ課の新入社員に、ある日、召集令状が届いた。「たちの悪いいたずらだ」と気にも止めずにいたのだが、次々と日本全国の成年...