「日本語ウォッチング」(井上史雄)
バード・ウォッチングならぬワード・ウォッチング 「日本語ウォッチング」(井上史雄) 岩波新書 この本では、現代日本語の変わりゆくさまを、さまざまな資料を使って、映し出してみる。これまでに集めた日本語の老若のことばについて...
バード・ウォッチングならぬワード・ウォッチング 「日本語ウォッチング」(井上史雄) 岩波新書 この本では、現代日本語の変わりゆくさまを、さまざまな資料を使って、映し出してみる。これまでに集めた日本語の老若のことばについて...
近代文学作品から日本と日本人の在り方を再分析 「本よみの虫干し」(関川夏央) 岩波新書 根が文学嫌いであったものだから、本書中にとりあげた作品の大部分ははじめて読んだのである。この本「本よみの虫干し」は、おそまきながら「...
まだまだ本を愛している人間がたくさんいる 「本は、これから」(池澤夏樹編) 岩波新書 ここに集められた文章全体の傾向を要約すれば、「それでも本は残るだろう」ということになる。あるいはそこに「残ってほしい」や、「残すべきだ...
日本語にぎっしり詰まっている不思議や魅力 「日本語はおもしろい」(柴田武) 岩波新書 たのしい日本語の話題十五章は、構造をもった「言語」と、それの時代による「変動」、それらの中心にいる「人間」、この三つのことにしぼられる...
外国人ではなく、私たち日本人に必要なこととして 「やさしい日本語―多文化共生社会へ」(庵功雄)岩波新書 「日本語」という道具を習得しない限り、日本の小中高で教えられている内容を身につけることはできません。しかも、この相対...
こうした知見を持って語れることは 「大学とは何か」(吉見俊哉)岩波新書 現代における大学の危機とはいかなる危機なのか。教養の崩壊と学生の学力低下、大学の可能性や学位に対する驚くべき世間の無理解、教職員の定員削減と新自由主...
「創造的空間」としての「書斎」 「書斎の王様」(「図書」編集部編) 書斎、ということばが好きだ。好き、と言うより、憧れている、と言ったほうがいいかもしれない。東京の男の子が巨人軍選手に、大阪の女の子が宝塚スターに憧れるの...
図書館を、徹底的に使い倒すための指南書 「図書館に訊け!」(井上真琴) ちくま新書 図書館は人類の知的遺産を継承するために生き延びてきた文化制度であり、歴史と伝統の息づいた機関なのである。まずは等身大のあなたのままで、体...
自分を「つくる」「鍛える」「広げる」ための読書 「読書力」(齋藤孝)岩波新書 「娯楽のための読書」ではなく、「多少とも精神の緊張を伴う読書」がテーマだ。ちょっときついけれども楽しい。この感覚を読書で子どもたちに味わっても...
本書はまるで、「知への冒険準備」 「学び続ける力」(池上彰) 講談社現代新書 学ぶ楽しさを知ること。それが現代の教養なのではないでしょうか。では、そのためには、何をどう学んだらいいのか。そんなヒントになればと思って、この...