「ウェルズSF傑作集1」(ウェルズ)
ヴェルヌから連なる、SF小説の「大河の源流」 「ウェルズSF傑作集1」(ウェルズ/阿部知二)創元SF文庫 若き有能な政治家・ウォーレスは、ある晩「わたし」に「塀についたドア」の話をした。それは幻想的かつ非現実的であり、到...
ヴェルヌから連なる、SF小説の「大河の源流」 「ウェルズSF傑作集1」(ウェルズ/阿部知二)創元SF文庫 若き有能な政治家・ウォーレスは、ある晩「わたし」に「塀についたドア」の話をした。それは幻想的かつ非現実的であり、到...
味わいどころはずばり、「奇跡」の数々です。 「奇跡をおこせる男」(H・G・ウェルズ/阿部知二訳)(「タイム・マシン」)創元SF文庫 奇跡を信じない男・フォザリンゲーは、酒場で奇跡について議論しているうち、ランプを逆さまに...
だからこそ抜群の面白さなのです 「タイム・マシン」(H・G・ウェルズ/阿部知二訳)(「タイム・マシン」)創元SF文庫 泥だらけのまま「わたし」たちの前に姿を見せたタイム・トラベラー。彼は先週披露したタイム・マシンを完成さ...
描かれていない「その先」は、私たちが 「われはロボット」(アシモフ/小尾芙佐訳)ハヤカワ文庫 ロボット・RB34号は人の心を読めるのではないか?ロボットの電子頭脳に、なぜそのような特殊機能が備わってしまったのか、心理学者...
今こそロボット工学三原則が生かされるべき時代 「堂々めぐり」「われ思う、ゆえに…」「野うさぎを追って」(アシモフ/小尾芙佐訳)(「われはロボット」)ハヤカワ文庫 水星の採鉱施設で、作業に向かわせたロボット・スピーディが、...
現実社会には疑似「ロビィ」があふれかえっている 「ロビィ」(アシモフ/小尾芙佐訳)(「われはロボット」)ハヤカワ文庫 子守ロボット「ロビィ」はグローリアの唯一の友達だった。しかし周囲の友達との交流の乏しい娘の姿を心配した...
記念碑的古典SFである本作品の味わい方 「宇宙戦争」(H・G・ウェルズ/斉藤伯好訳) 早川書房 火星表面に観測された爆発現象。その六年後、イギリス・ロンドン郊外の町に隕石が落下する。しかしその物体は隕石などではなく、中か...
初心者を圧倒する海外SFのスケールの大きさ 「幼年期の終わり」(クラーク/池田真紀子訳) 光文社古典新訳文庫 世界の主要都市上空に現れた巨大な宇宙船は、武力を行使することなく人類を統治する。オーヴァーロードと呼ばれる彼ら...
「新しい世界」へ抜け出すための「鍵」 「百年文庫023 鍵」ポプラ社 「塀についたドア H・G・ウェルズ」若き有能な政治家・ウォーレスは、ある晩「わたし」に「塀についたドア」の話をした。それは幻想的・非現実的であり、到底...
決して色褪せない、タイムトラベルSFの嚆矢 「夏への扉」(ハインライン/福島正実訳) ハヤカワ文庫 親友で共同経営者のマイルズ、そして婚約者のベルに裏切られ、発明までも盗み取られてしまった「ぼく」。一矢報いるつもりで乗り...