「ナイチンゲール荘」(クリスティ)
アリクスは生き延びられるか、それとも… 「ナイチンゲール荘」(クリスティ/田村隆一訳)(「リスタデール卿の謎」) ハヤカワ文庫 「夜鶯荘」(クリスティ/中村能三訳)(「世界推理短編傑作集3」) 創元推理文庫 ジェラルドと...
アリクスは生き延びられるか、それとも… 「ナイチンゲール荘」(クリスティ/田村隆一訳)(「リスタデール卿の謎」) ハヤカワ文庫 「夜鶯荘」(クリスティ/中村能三訳)(「世界推理短編傑作集3」) 創元推理文庫 ジェラルドと...
夢の中で揺らいでいく自我を疑似体験 「スマラ(夜の霊)」(ノディエ/篠田知和基訳)(「ノディエ幻想短篇集」)岩波文庫 人の想像力は眠っているあいだに、その自由で孤独な魂の力によって、精霊たちの至福に参加する。魂は彼らとと...
シェイクスピア作品のエッセンスを堪能する 「シェイクスピア物語」(ラム/矢川澄子訳)岩波少年文庫 海のなかの、とある島です。住民は二人きりで、プロスペロという老人と、その娘のミランダという、なかなかきれいな乙女でした。ミ...
つまり「ヤング・シャーロック」を味わう 「グロリア・スコット号」(ドイル/日暮雅通訳)(「シャーロック・ホームズの回想」) 光文社文庫 ホームズが「わたし」に見せた短い手紙、それはまったく意味をなさない文章だった。しかし...
危険な自由人、その名はドン・ジュアン 「ドン・ジュアン」(モリエール/鈴木力衛訳)岩波文庫 希代の女たらしドン・ジュアンは、狙いをつけていた娘をたぶらかすことに失敗し、その後に出会った田舎娘二人も口説き落とせず、気が立っ...
大きな違和感、でもこれが本当の「ムーミン」 「ムーミン谷の彗星」(ヤンソン/下村隆一訳)講談社文庫 「この雨はふつうのものじゃないな」ムーミンの家を訪れたじゃこうねこは不吉な一言を発する。どうやら宇宙から何かがやってくる...
状況が身近に感じられて仕方ありません 「鳥」(デュ・モーリア/務台夏子訳)(「鳥 デュ・モーリア傑作集」) 創元推理文庫 夜、窓を打つコツコツという音。気になったナットは窓を開けるが、そこから飛び込んできたのは一羽の鳥だ...
アンフィテアトロフは油断させて罠を張るタイプ 「乗り合わせた男」(アンフィテアトロフ/高橋知之訳)(「19世紀ロシア奇譚集」) 光文社古典新訳文庫 ルイムスク行きの列車に乗り込んだ万年九等官の「私」は、車内の隅にいた紳士...
何と「堕天使」ならぬ「恋のキューピッド」 「二人一役」(ゴーチェ/田辺貞之助訳)(「死霊の恋・ポンペイ夜話 他三篇」) 岩波文庫 メフィストフェレスの役で一躍売れっ子となった若い俳優ハインリッヒは、居酒屋に集まった仲間た...
「恐怖」、でも最後は…、素敵な作品です。 「荒涼のベンチ」(H.ジェイムズ/大津栄一郎訳)(「ヘンリー・ジェイムズ短篇集」) 岩波文庫 婚約不履行としてケイトから訴えられたハーバート・ドッドは、やむなくその一部を支払い、...