「子どもたちの太平洋戦争」(山中恒)
一言でいえば、「狂気」の時代です。 「子どもたちの太平洋戦争」(山中恒) 岩波新書 私が生まれたのが一九三一年であり、この年、日本は満州事変と称する戦争を始めていた。それから足かけ一五年、日本は戦争をし続けた。いわゆる一...
一言でいえば、「狂気」の時代です。 「子どもたちの太平洋戦争」(山中恒) 岩波新書 私が生まれたのが一九三一年であり、この年、日本は満州事変と称する戦争を始めていた。それから足かけ一五年、日本は戦争をし続けた。いわゆる一...
地方発の日本再生という希望 「地方消滅 創生戦略篇」(増田寛也・冨山和彦)中公新書 人口減少は当面止まらない。地方は、安易に「人口増加」や「人口維持」「地域活性化」という言葉を口にするのではなく、人口が「減る」、さらには...
人間と科学の関係性を考える 「科学の方法」(中谷宇吉郎)岩波新書 この書の表題は、「科学の方法」となっているが、いわゆる方法論を説くのが、本書の目的ではない。現代の自然科学の本質はどういうものであり、それがどういう方法を...
学校教育の現状と課題を冷静に分析 「発達障害の子どもたち」(杉山登志郎) 講談社現代新書 発達障害の治療とは治療教育である。医学的治療は治療教育の側面援助を果たすに過ぎない。いくつかの発達障害において医学治療が主体を担う...
10年ぶりに再読、10年前以上の衝撃。 「地方消滅」(増田寛也編著)中公新書 人口減少は避けられない。今なすべきは人口の「急減」、ひいては「極点社会」の出現を回避し、人口減少のスピードを抑えること、そして豊かな生活が営め...
時空を超えて私たちに迫ってくる吉野の問いかけ 「同時代のこと」(吉野源三郎)岩波新書 関心の強度こそ人間の人間としての実在性を支える内延量にあたるものであって、社会的・歴史的現実というものも、この関心にもとづく私たちの切...
いったい何が変わって何が変わらなかったのだろう 「豊かさとは何か」(暉峻淑子) 岩波新書 豊かさが必然的にもたらすはずの落ちついた安堵の情感や人生を味わうゆとりは、どこへいってしまったのだろう。本能的に自然に湧き出るはず...
教育の向かうべき方向について学ぶ 「障害児教育を考える」(茂木俊彦) 岩波新書 今日、特別支援教育への教師や関係者の関心の向け方は、障害が相対的に軽い障害児の教育にやや傾斜しているように思われる。重度・重症の子どもとその...
私たちが目指すべき方向性を示した処方箋 「豊かさの条件」(暉峻淑子)岩波新書 政治・経済の世界がどうであれ、私の生活には関係ない。今日の生活はあしたも続く…。漫然とそう考えて生きていた人達も、日常生活をゆさぶるこの振動の...
現在彼の国で起きている侵略戦争にも通じる 「インパール作戦従軍記」(丸山静雄) 岩波新書 インパール作戦は無用の戦いではなかったかという反省である。英軍側の資料を調べ、当時の戦局全般に目を通して、そのことに思いいたり、無...