「ノストラダムス大予言の秘密」(高木彬光)
21世紀における「ノストラダムスの大予言」の楽しみ方 「ノストラダムス大予言の秘密」(高木彬光)角川文庫 一九九九年七月、全人類は滅亡する!まったくすごい断定だが、こういうキャッチ・フレイズで売り出した「ノストラダムスの...
21世紀における「ノストラダムスの大予言」の楽しみ方 「ノストラダムス大予言の秘密」(高木彬光)角川文庫 一九九九年七月、全人類は滅亡する!まったくすごい断定だが、こういうキャッチ・フレイズで売り出した「ノストラダムスの...
大正昭和期の探偵小説の多様性を味わう 「新青年傑作選集1 犯人よ、お前の名は?」角川文庫 古い雑誌でいまでも懐かしがられる点では、「新青年」にしくものはない。発行部数でいえば、最盛期でも数万部にすぎなかったのに、この雑...
当時最新の話題を超スピード「事件化」 「原子病患者」(高木彬光)(「死美人劇場」)角川文庫(「横溝正史が選ぶ日本の名探偵 戦後ミステリー篇」)河出文庫 昭和29年、ビキニ水爆実験ののち、にわかに増えた「原子病恐怖症...
殺人予告は占星術、神津恭介が挑む超常現象ミステリ 「死神の座」(高木彬光)角川文庫 軽井沢に向かった恭介は、列車の中で奇妙な女性と同席する。恭介を知っている女は、軽井沢で殺人事件が起きることを予言する。彼女の「占星学」に...
鮮烈に描かれるピカレスクロマン 「白昼の死角」(高木彬光)角川文庫 温泉宿で療養中の推理小説作家「私」が出会った男は、自身の犯した犯罪を静かに語り始める。それは専門の法律家さえも驚嘆するような、法律の死角や盲点を突いた大...
日本ミステリ史屈指の難事件、神津敗北。 「人形はなぜ殺される」(高木彬光) 角川文庫 魔術の発表会の楽屋において、断頭手品の種の「人形の首」が何者かに盗まれる。その首は、ギロチンで首を切断された死体の傍らに転がっていた。...
本格探偵小説と社会派推理の見事な融合 「検事霧島三郎」(高木彬光) 角川文庫 光文社文庫 婚約者・恭子の父親・竜田弁護士に殺人の嫌疑がかかる。妾宅で愛人が殺害され、現場でヘロインが発見されたのだ。竜田弁護士は失踪、続いて...
語り手「私」による法廷実況中 「破戒裁判」(高木彬光)角川文庫 裁判を劇にたとえるなら、その主役は、ほとんどすべての場合が被告人である。ただ、この〈破戒裁判〉だけは、私も主役が弁護人だったと認めないわけにはいかない。百谷...
百谷弁護士の活躍場面はどこ? 「誘拐」(高木彬光)角川文庫 悪徳金融業者・井上の一人息子が誘拐される。警察が捜査を進めるが、その中で井上家のスキャンダルが次々に発覚していく。犯人の用意周到な手口に翻弄される捜査陣。まった...
殺人事件かと思えば…、壮大な歴史ロマン。 「成吉思汗の秘密」(高木彬光) 角川文庫 源義経は、衣川で殺されたのではなくて、そこから逃げ出して蒙古へわたり、成吉思汗になったのだという伝説があるじゃありませんか。ひとつこうい...