中学校2年生に薦めたい本100冊vol.10 1月
新書本から世界が見える 世界について知るということがこれからの若い人に求められています。世界がグローバル化する一方で、国家間の紛争は絶えず、国際理解・国際協力の必要性が増してきているからです。まずは岩波ジュニア新書のこの...
新書本から世界が見える 世界について知るということがこれからの若い人に求められています。世界がグローバル化する一方で、国家間の紛争は絶えず、国際理解・国際協力の必要性が増してきているからです。まずは岩波ジュニア新書のこの...
「国際情勢」についての入門の一冊 「世界の国 1位と最下位」(眞淳平) 岩波ジュニア新書 「国際情勢」を正しく理解するのは難しいと感じます。私は新聞に毎日目を通しているのですが、それだけでは一つ一つが断片的に記憶されるに...
「いつか世界は一つになる」という理想 「新版 国際機関ってどんなところ」(原康)岩波ジュニア新書 近年、新聞やテレビのニュースには、国際機関の略称が次から次へと登場し、戸惑うことが多くなってきました。「韓国が日本をWTO...
あの戦争で一体何を守りたかったか 「私は「蟻の兵隊」だった」(奥村和一・酒井誠) 岩波ジュニア新書 まだまだ私は戦争のことをよく分かっていませんでした。終戦後、中国大陸で2600人もの兵士が軍の命令で否応なく戦い続けてい...
三二万人の慟哭が、いまも聞こえる 「中学生の満州敗戦日記」(今井和也) 岩波ジュニア新書 戦争が民間人にもたらした悲劇は数々あります。東京大空襲をはじめとする各地の空爆、民間人9万4千人の死者を出した沖縄戦、広島と長崎へ...
ナガサキへ、黙祷 「15歳のナガサキ原爆」(渡辺浩) 岩波ジュニア新書 前回はヒロシマへの私の思いを綴りました。今回はやはりナガサキを取り上げたいと思います。長崎へは平成15年に、たまたま行く機会がありました。担当してい...
ヒロシマへ、黙祷 「新版1945年8月6日」(伊東壮) 岩波ジュニア新書 戦争を知らない世代として、ずっとヒロシマのことを考えていました。「いつか行ってみたい」と若いときに考えていましたが、実現させることができませんでし...
自分の知識の何と薄っぺらであったことか 「海に沈んだ対馬丸」(早乙女愛) 岩波ジュニア新書 対馬丸という名前は聞いていたし、沖縄から出航した疎開船が沈没し、多くの子どもたちが犠牲になったことも知っていました。しかし、…本...
沖縄の戦争はまだ終わっていない 「戦争と沖縄」(池宮城秀意) 岩波ジュニア新書 地上戦のあった国内唯一の地。終戦後数年にわたる米国の占領を経験した地。土地を強制収容され、基地が居座る地。沖縄の戦争はまだ終わっていないので...
この教育の時代に戻らなくてはいけない 「戦争の時代の子どもたち」(吉村文成)岩波ジュニア新書 前回、本書について、「こうした教育の時代に後戻りしてはいけないという気持ちを強く持った」という所感を書きました。それは本書の前...