「犬神」(小酒井不木)
犬神呪術伝承の恐怖と狂犬病感染の医学的不安 「犬神」(小酒井不木)(「小酒井不木集 恋愛曲線」) ちくま文庫 私は、いま真剣になって筆を執って居る。薄暗い監房に死刑の日を待ちながら、私が女殺しの大罪を犯すに至った事情を忠...
犬神呪術伝承の恐怖と狂犬病感染の医学的不安 「犬神」(小酒井不木)(「小酒井不木集 恋愛曲線」) ちくま文庫 私は、いま真剣になって筆を執って居る。薄暗い監房に死刑の日を待ちながら、私が女殺しの大罪を犯すに至った事情を忠...
乱歩「少年探偵団」を先取りした時代の先駆性 「紅色ダイヤ」(小酒井不木)(「小酒井不木探偵小説選」)論創社 少年科学探偵・塚原俊夫のもとに窃盗事件の予告状が届く。その予告通り、俊夫の叔父の邸宅から高価な紅色ダイヤが盗み出...
人形佐七捕物帳011 一言でいえば「肩透かし」。いえいえ、 「仮面の若殿」(横溝正史)(「完本 人形佐七捕物帳一」) 春陽堂書店 佐七・辰・豆六の目の前で、三度掏摸の茶番を見せた若い娘と町人・浪人の三人組。何かあると踏ん...
ボリューム・アップ、そしてヴァージョン・アップ 「悪魔の降誕祭」(横溝正史)(「悪魔の降誕祭」)角川文庫 金田一に電話で不安を訴えた女性は、留守中の金田一の部屋で殺害された。女性は殺人事件が起こることを予感していたらしい...
人形佐七捕物帳010 正月らしくめでたく解決、だからこその「女夫捕物」! 「屠蘇機嫌女夫捕物」(横溝正史)(「完本 人形佐七捕物帳一」) 春陽堂書店 新年早々の夫婦喧嘩から家を飛び出したお粂は、路上で越後獅子の男に抱きつ...
仰天、奇怪、驚愕。でもまだ原形版! 「悪魔の降誕祭(原形版)」(横溝正史)(「金田一耕助の新冒険」)光文社文庫 金田一に電話で不安を訴えた女性は、留守中の金田一の部屋で殺害された。女性は殺人事件が起こることを予感していた...
人形佐七捕物帳022 味わうべきは、ただただ人情物語 「恩愛の凧」(横溝正史)(「完本 人形佐七捕物帳二」) 春陽堂書店 「恩愛の凧」(横溝正史)(「羽子板娘」)角川文庫 豆六は頬に大きな火傷の傷を持つ怪しい男のあとをつ...
一転して事件が現れ、終わる 「乗合自動車の客」(横溝正史)(「横溝正史探偵小説コレクション①」) 出版芸術社 いつものように鎌倉行きの乗合自動車に乗り込んだ「私」。そこには普段の常連客が一人もなく、知らない顔の先客が。発...
消えた花嫁、見えぬ事件の背景 「黒蝶呪縛」(横溝正史)(「完本 人形佐七捕物帳一」) 春陽堂書店 旗本・白井弁之助のもとに嫁ぐ花嫁・お綾が忽然と消えた。輿入れの籠の中にいたはずが、いつのまにか漬物石と置き換わっていたのだ...
誰も気づかぬ殺人・自殺・突発死の三重奏 「あ・てる・てえる・ふいるむ」(横溝正史)(「山名耕作の不思議な生活」)角川文庫(「横溝正史ミステリ 短編コレクション①」)柏書房(「車井戸は何故軋る」)東京創元社 少年は突然何...