「清貧の書」(林芙美子)
肉食系女子の林と草食系男子の緑敏 「清貧の書」(林芙美子)(「風琴と魚の町・清貧の書」)新潮文庫 東京へ来て四年になる「私」は、すでに三人の男の妻になっていた。二人目の夫はよく「私」を殴った。今の三人目の夫・与一は、平凡...
肉食系女子の林と草食系男子の緑敏 「清貧の書」(林芙美子)(「風琴と魚の町・清貧の書」)新潮文庫 東京へ来て四年になる「私」は、すでに三人の男の妻になっていた。二人目の夫はよく「私」を殴った。今の三人目の夫・与一は、平凡...
林芙美子は貧乏を愛した作家 「耳輪のついた馬」(林芙美子)(「風琴と魚の町・清貧の書」)新潮文庫 貧しさ故に、十二歳になるまでに幾度も引っ越しをした八汐(やしお)。今また母は、八汐に鹿児島の祖母の家で面倒を見てもらえとい...
貧乏の象徴が「馬肉」なら、「牛肉」は? 「牛肉」(林芙美子) (「晩菊/水仙/白鷺」)講談社文芸文庫 佐々木の部屋に、 かつて付き合っていた満喜江が 突然転がり込んできた。 聞けば身請けしてもらった 西洋人のところを 出...
貧乏に負けずに生きている二人の姿が眩しい 「馬乃文章」(林芙美子) (「百年文庫003 畳」)ポプラ社 「馬乃文章」(林芙美子)(「風琴と魚の町・清貧の書」) 新潮文庫 三文文士の「僕」の女房は、 大工や左官工のように元...
彼女の一生も激動の「放浪記」だったのでしょう 「放浪記」(林芙美子)新潮文庫 書く。ただそれだけ。 捨身で書くのだ。 西洋の詩人きどりでは いかものなり。 きどりはおあずけ。 食べたいときは食べたいと書き、 惚れていると...
一般庶民が書いた一般庶民のための初めての文学 「放浪記」(林芙美子)新潮文庫 借銭をしてまで辿り着いた尾道。 しかし母の稼いだ金は、 すべて義父の博打打ちに 使われていた。 「私」は仕方なしに 母とともに行商に勤しむ。 ...