「平安人の心で「源氏物語」を読む」(山本淳子)
きっと源氏物語を読みたくなる 「平安人の心で「源氏物語」を読む」(山本淳子)朝日新聞出版 5年ほど前、源氏物語の現代語訳(寂聴訳と谷崎訳)を初めて読みました。大きな感動がありましたが、同時に「よくわからない部分」も多々あ...
きっと源氏物語を読みたくなる 「平安人の心で「源氏物語」を読む」(山本淳子)朝日新聞出版 5年ほど前、源氏物語の現代語訳(寂聴訳と谷崎訳)を初めて読みました。大きな感動がありましたが、同時に「よくわからない部分」も多々あ...
行間を鮮やかに描出する、心憎いまでの演出 「あさきゆめみし7」(大和和紀) 講談社漫画文庫 匂宮の情熱的な愛情に身を任せる浮舟だが、同時に薫の献身的な愛も拒みきれない。その板挟みに悩んだ彼女は自ら命を絶つ決意をする。比叡...
運命に翻弄される美人三姉妹 「あさきゆめみし6」(大和和紀) 講談社漫画文庫 宇治で世を忍ぶ生き方をしていた八の宮を、薫は敬服し、彼のもとを度々訪問する。八の宮は自らの亡き後、二人の姫の後見を薫に請願する。一方で彼は二人...
漫画と小説、両方楽しみましょう。 「あさきゆめみし5」(大和和紀) 講談社漫画文庫 ここ数年体調を崩していた紫の上は、酷暑の中で一層衰弱する。そして秋の夕暮れ、源氏と明石中宮に看取られ、紫の上はついに帰らぬ人となる。悲嘆...
これもまた源氏物語の一つの世界 「あさきゆめみし4」(大和和紀) 講談社漫画文庫 冷泉院の美しい容貌に玉鬘は心を奪われ、宮仕えを勧める源氏の意向に傾く。源氏はそれに先立ち、玉鬘の成人式・裳着を計画する。玉鬘を訪れた夕霧は...
現代では実現不可能、究極の男の浪漫 「あさきゆめみし3」(大和和紀) 講談社漫画文庫 源氏から娘を紫の上の養女とするよう求められた明石の君は、悩みながらもそれを受け入れる。十二歳で元服した源氏の子・夕霧は、雲居雁に想いを...
漫画の便利なところと不得手なところ 「あさきゆめみし2」(大和和紀) 講談社漫画文庫 気位の高い六条御息所は魂が遊離するようになる。葵の上は物の怪に取りつかれ、源氏の子を出産したものの落命する。朧月夜は源氏との密会の現場...
「プライド」という新しい視点を提示した本書 「寂聴と読む源氏物語」(瀬戸内寂聴) 講談社文庫 現在私は、五年前に読破した寂聴訳・谷崎訳・与謝野訳の三つの現代語訳版と、高校生用の国語便覧、そして源氏物語に関わる資料をとっか...
源氏物語に迫るための資料の一つとして 「あさきゆめみし1」(大和和紀) 講談社漫画文庫 光源氏は、 類い希なる美貌とともに 学問や芸能に 秀でた才を発揮する。 源氏は葵の上と結婚するが、 空蝉や軒端の荻、夕顔、 そして...
紫式部とワーグナーの共通点 「源氏物語」(紫式部/角川書店編) 角川ソフィア文庫 どの帝のころだったか、女御や更衣と呼ばれる何人もの妃が仕えていた、その中に、女御より下位の更衣だが、帝の寵愛を独り占めしている妃がいた。自...