「信号手」(ディケンズ)
読み手もまた「本質をつかめない恐怖」を体験できる 「信号手」(ディケンズ/岡本綺堂訳)(「世界怪談名作集」)河出文庫 「信号手」 (ディケンズ/岡本綺堂訳)青空文庫 「私」は英国の深い谷で、鉄道の信号手と出会う。仕事に対...
読み手もまた「本質をつかめない恐怖」を体験できる 「信号手」(ディケンズ/岡本綺堂訳)(「世界怪談名作集」)河出文庫 「信号手」 (ディケンズ/岡本綺堂訳)青空文庫 「私」は英国の深い谷で、鉄道の信号手と出会う。仕事に対...
全編を貫くテーマ「人生に甦った」 「二都物語」(ディケンズ/加賀山卓朗訳) 新潮文庫 前回、前々回と取り上げた本作品。 何を描いた作品なのか? フランス革命の描写が鮮烈であるため、 歴史小説の面から 語られることも多いの...
登場人物すべての個性が際立っている 「二都物語」(ディケンズ/加賀山卓朗訳) 新潮文庫 混沌とした背景の中で、 主人公ダーネイの誠実さが 鮮烈に描かれている古典的傑作、 と昨日書きました。 光っているのは 主人公だけでは...
運命はかくも過酷にのしかかる 「二都物語」(ディケンズ/加賀山卓朗訳) 新潮文庫 暴政を嫌って渡英した 亡命貴族・ダーネイと 放蕩無頼の弁護士・カートン。 二人の青年はともに、 無実の罪で長年投獄されていた マネット医師...
訳者が異なると作品がどのように違ってくるか? 「クリスマス・キャロル」 (ディケンズ/中川敏訳)集英社文庫 クリスマスの前夜、 ケチで意地悪な スクルージ爺さんの前に、 七年前に死んだはずの 共同経営者マーレイの幽霊が現...
自分の未来は変えられる、そう力強く教えてくれる 「クリスマス・キャロル」 (ディケンズ/池央耿訳) 光文社古典新訳文庫 クリスマス・イヴ、守銭奴・スクルージの前に現れた三人の精霊。第一の精霊は過去の自分とその周囲の人々、...
ガリバー、ついに理想郷に到達せり 「ガリバー旅行記」(スウィフト/山田蘭訳)角川文庫 いよいよガリバー4度目の航海。 第4話は「フウイヌム国渡航記」。 ここでは馬のような生物フウイヌムが 社会をつくっています。 そしてヒ...
ラピュタは天空に在るも強くなかった 「ガリバー旅行記」(スウィフト/山田蘭訳)角川文庫 先日来のガリバー旅行記、 第3話は盛りだくさんです。 なにしろ「ラピュタ、バルニバービ、 ラグナグ、グラブダブドリブ、 そして日本渡...
小さな国イギリス、小さな国ニッポン 「ガリバー旅行記」(スウィフト/山田蘭訳)角川文庫 誰もが名前は知っているものの、 まともに読んではいない小説 「ガリバー旅行記」。 第2話はおなじみ巨人国 「ブロブディンナグ渡航記」...
体制批判者スウィフトは階級社会を肯定していた 「ガリバー旅行記」(スウィフト/山田蘭訳)角川文庫 船が難破し、救命ボートまで転覆してしまった「わたし」は、幸運にも陸地にたどり着くことができた。目覚めた「わたし」は、手足も...