「赤耀館事件の真相」(海野十三)
最新科学捜査か、それともエセ科学? 「赤耀館事件の真相」(海野十三)(「盗まれた脳髄」)河出文庫 赤耀館の顛末は、新聞記事で既によくご存知のことと思います。いや、貴方はあの事件について、最も興味と疑惑とを持っていらっしゃ...
最新科学捜査か、それともエセ科学? 「赤耀館事件の真相」(海野十三)(「盗まれた脳髄」)河出文庫 赤耀館の顛末は、新聞記事で既によくご存知のことと思います。いや、貴方はあの事件について、最も興味と疑惑とを持っていらっしゃ...
生ける腸「チコ」は、ペットかモンスターか 「生きている腸」(海野十三)(「怪奇探偵小説集続々」)双葉社 医学生・吹矢は熊本博士を強請り、かねてより所望していたヒトの大腸を入手する。おそらくは囚人から切除したばかりのそれを...
表題だけで終わればいいのですが…。 「あしたは戦争 巨匠たちの想像力・戦時体制」 ちくま文庫 いつはじまっていつ終わるのかも、誰がはじめて誰が得するのかもわからない戦争。人々は先が見えない不安の中で右往左往するしかなく...
SF作家と探偵作家の、運命のコラボレーション 「少年探偵長」(海野十三・横溝正史)(「横溝正史少年小説 コレクション⑦南海囚人塔」)柏書房 山中で助け起こした老人は、春木少年に自らの義眼を手渡す。その直後に現れた怪ヘリ...
原爆投下と東西冷戦を予言したかのような作品 「地球要塞」(海野十三) (「あしたは戦争」)ちくま文庫 いよいよ第三次世界大戦が始まる。部下からその報告を受けた「私」=黒馬博士は日本への帰還を決意する。しかし彼の乗る潜水艇...
昼と夜で表裏が変遷していく登場人物たち 「深夜の市長」(海野十三) 講談社大衆文学館文庫 司法官見習いの浅間には風変わりな趣味があった。深夜の大都会・T市の散歩である。彼はある晩、その散歩の途中、殺人事件を目撃する。駆...