「島はぼくらと」(辻村深月)
過疎地域を肯定的な視点から捉えた魅力溢れる作品 「島はぼくらと」(辻村深月) 講談社文庫 地元・冴島に高校がないため、フェリーで通う高校生、朱里、衣花、源樹、新。Iターン者やシングル・マザーを受け入れる冴島には、新しい風...
過疎地域を肯定的な視点から捉えた魅力溢れる作品 「島はぼくらと」(辻村深月) 講談社文庫 地元・冴島に高校がないため、フェリーで通う高校生、朱里、衣花、源樹、新。Iターン者やシングル・マザーを受け入れる冴島には、新しい風...
日本文学は、多様なジャンルに分化し、発展し続けている 「日本文学100年の名作第10巻 バタフライ和文タイプ事務所」 新潮文庫 「バタフライ和文タイプ事務所 小川洋子」「私」の勤めるバタフライ和文タイプ...
「私」の「生きにくさ」に目がいってしまう 「仁志野町の泥棒」(辻村深月)(「日本文学100年の名作第10巻」) 新潮文庫 「りっちゃんの家のおばちゃん、泥棒なんだよ」。クラスメイトからその話を聞いた「私」は驚く。どうやら...
中学校図書室の本を介しての文通 「サクラ咲く」(辻村深月)光文社文庫 マチが図書室から借りた本に挟まっていた「サクラチル」の細長い紙。それは数日後に借りた別の本からも見つかる。今度は「人にはそれぞれ、向き不向きがあると思...