「江戸川乱歩全集第5巻 押絵と旅する男」(江戸川乱歩)

グロテスクかつ魅惑的、エロティックかつ幻想的 「江戸川乱歩全集第5巻 押絵と旅する男」(江戸川乱歩)光文社文庫 私は白絣の着物の男を知っていたのだ。その男は父の本棚の隅にある、一冊の本の中に棲んでいるはずだった。そこから...

「二銭銅貨(少年探偵版)」(江戸川乱歩)

乱歩のデビュー作の少年探偵版、しかも明智登場 「二銭銅貨(少年探偵版)」(江戸川乱歩)(「暗黒星」)ポプラ社 ある日、松村は、釣り銭の二銭銅貨が二つに割れ、中に暗号文が隠されていることを見つける。それを解読した彼は、泥棒...

「あしたは戦争」

表題だけで終わればいいのですが…。 「あしたは戦争  巨匠たちの想像力・戦時体制」 ちくま文庫 いつはじまっていつ終わるのかも、誰がはじめて誰が得するのかもわからない戦争。人々は先が見えない不安の中で右往左往するしかなく...

「江戸川乱歩全集第11巻 緑衣の鬼」(江戸川乱歩)

別物になりながらも魅力はパワーアップ 「江戸川乱歩全集第11巻 緑衣の鬼」(江戸川乱歩)光文社文庫 前夜、怪しい「影」に襲われた笹本夫妻を見舞いに来た折口は、夫・静雄の遺体を発見する。扉を破って書斎へ入った折口だったが、...