「トム・ソーヤーの冒険」(トウェイン)②
一言で言うと、「大人は判ってくれない」 「トム・ソーヤーの冒険」(トウェイン/柴田元幸訳)新潮文庫 前回本作品を取り上げ、 エンターテインメントてんこ盛りの 面白さと書きました。 私は子どもの頃、 そして若い頃に、 その...
一言で言うと、「大人は判ってくれない」 「トム・ソーヤーの冒険」(トウェイン/柴田元幸訳)新潮文庫 前回本作品を取り上げ、 エンターテインメントてんこ盛りの 面白さと書きました。 私は子どもの頃、 そして若い頃に、 その...
エンターテインメントてんこ盛りの面白さ 「トム・ソーヤーの冒険」(トウェイン/柴田元幸訳)新潮文庫 勉強嫌いの少年・トムは、 学校の中では 多くの男友達と腕白ぶりを発揮し、 学校が終わると 町の浮浪児・ハックとともに、 ...
読み手もまた「本質をつかめない恐怖」を体験できる 「信号手」(ディケンズ/岡本綺堂訳)(「世界怪談名作集」)河出文庫 「信号手」 (ディケンズ/岡本綺堂訳)青空文庫 「私」は英国の深い谷で、鉄道の信号手と出会う。仕事に対...
全編を貫くテーマ「人生に甦った」 「二都物語」(ディケンズ/加賀山卓朗訳) 新潮文庫 前回、前々回と取り上げた本作品。 何を描いた作品なのか? フランス革命の描写が鮮烈であるため、 歴史小説の面から 語られることも多いの...
登場人物すべての個性が際立っている 「二都物語」(ディケンズ/加賀山卓朗訳) 新潮文庫 混沌とした背景の中で、 主人公ダーネイの誠実さが 鮮烈に描かれている古典的傑作、 と昨日書きました。 光っているのは 主人公だけでは...
運命はかくも過酷にのしかかる 「二都物語」(ディケンズ/加賀山卓朗訳) 新潮文庫 暴政を嫌って渡英した 亡命貴族・ダーネイと 放蕩無頼の弁護士・カートン。 二人の青年はともに、 無実の罪で長年投獄されていた マネット医師...
少女の心を保ち続けたシスター・アンソニー 「クリスマスツリー」 (サラモン/中野恵津子訳)新潮文庫 ロックフェラー・センターの クリスマスツリーの設置を 任されている「私」は、 ある修道院の敷地内に育った 一本のドイツト...
もう少しお利口さんになります。 「青い鳥」(メーテルリンク/堀口大學訳) 新潮文庫 クリスマスイヴ、貧しい木こりの子チルチルとミチルの部屋に、醜い年寄りの妖女が訪れる。「これから私の欲しい青い鳥を探しに行ってもらうよ」。...
訳者が異なると作品がどのように違ってくるか? 「クリスマス・キャロル」 (ディケンズ/中川敏訳)集英社文庫 クリスマスの前夜、 ケチで意地悪な スクルージ爺さんの前に、 七年前に死んだはずの 共同経営者マーレイの幽霊が現...
自分の未来は変えられる、そう力強く教えてくれる 「クリスマス・キャロル」 (ディケンズ/池央耿訳) 光文社古典新訳文庫 クリスマス・イヴ、守銭奴・スクルージの前に現れた三人の精霊。第一の精霊は過去の自分とその周囲の人々、...