「少年」(神西清)
少年から大人へと移行する、その入り口 「少年」(神西清)青空文庫 「私」はよく胸苦しい夢を見る。 その原因は台湾へ移り住むときの 船の揺れに起因しているらしい。 「私」は少年期を、 父の仕事の都合から 台湾で過ごした。 ...
少年から大人へと移行する、その入り口 「少年」(神西清)青空文庫 「私」はよく胸苦しい夢を見る。 その原因は台湾へ移り住むときの 船の揺れに起因しているらしい。 「私」は少年期を、 父の仕事の都合から 台湾で過ごした。 ...
病から再び生を得た、いわば第二の誕生 「恢復期」(神西清) (「百年文庫026 窓」)ポプラ社 大いなる熱が私を解放した。 私は再び鎔和された人間だ。 いま霧のなかから 静かに私の前にたち現れるのは、 私の曾て知らなかっ...
平安時代の超人気ブロガー・清少納言 「枕草子」(清少納言・角川書店編) 角川文庫 「竹取物語」は面白い。 「源氏物語」も面白い。 「奥のほそ道」も面白かった。 でも、 本書「枕草子」は面白いと 思えない時期がありました...
女性の「良さ」を見極められる光源氏 「源氏物語 空蝉」(紫式部) (阿部秋生校訂)小学館 空蝉から拒絶された源氏は、一層恋慕の思いを募らせる。三度目の訪問で、再び寝室に忍び込んだ源氏であったが、空蝉は薄衣を脱ぎ捨てて逃げ...
自ら求め、探しだしたものこそ、その人間の本当の力となる 「内蔵允留守(くらのすけるす)」 (山本周五郎) (「教科書名短篇 人間の情景」) 中公文庫 兵法の皆伝を許された虎之助は、 師の指示で 別所内蔵允を師範とすべく...
主人公はすべてスーパー少年少女 「少年間諜X13号」(山本周五郎) 新潮文庫 満州の北の戦線、 ロシアの駐屯兵営では 日本軍殲滅作戦が練られていた。 日本軍が進軍予定の兵営地に ベレゾフ少尉が 爆薬を仕掛けたというのだ...
絶対的な力を小市民に見せつける仙人 「仙人(1915)」(芥川龍之介) (「芥川龍之介全集1」)ちくま文庫 貧しい見世物師の李は 一人の道士と出会う。 痩せて薄汚れた風貌を見て、 李は道士の境遇に同情し、 慰めようとる。...
本作品の主題は何なのか? 「仙人(1922)」(芥川龍之介) (「蜘蛛の糸・杜子春」)新潮文庫 「仙人(1922)」(芥川龍之介) (「芥川龍之介全集5」)ちくま文庫 権助という男が 「仙人になりたいので、 そういう所へ...
「ゴルトベルク」が少年の名前だったとは 「ゴルトベルク変奏曲」 (セレンザ/藤原千鶴子訳) (絵:キッチェル)評論社 不眠症の伯爵のために、 ゴルトベルク少年は ハープシコードを演奏する。 だが伯爵の要求は 次第に難度を...
偉大な芸術家たちの心温まる友情 「展覧会の絵」 (セレンザ/藤原千鶴子訳) (絵:キッチェル)評論社 建築家兼画家の ハルトマンが急死し、 親友である 作曲家・ムソルグスキーは 自宅に閉じこもる。一方、 もう一人の親友・...