「檻の中の女」(横溝正史)
殺人事件は起きたのか起きなかったのか? 「檻の中の女」(横溝正史)(「金田一耕助の冒険」)角川文庫 鈴の音のする不審なボートに載せられた檻の中には、瀕死の女性が閉じ込められていた。女性は一命を取り留めたが、その自宅では殺...
殺人事件は起きたのか起きなかったのか? 「檻の中の女」(横溝正史)(「金田一耕助の冒険」)角川文庫 鈴の音のする不審なボートに載せられた檻の中には、瀕死の女性が閉じ込められていた。女性は一命を取り留めたが、その自宅では殺...
エッセイ?ミステリ?ユーモア?いや、… 「家常茶飯」(佐藤春夫)(「夢を築く人々」)ちくま文庫(「新青年傑作選集1」)角川文庫 朝田が「僕」を訪ねてきた。翻訳の仕事に使っていた原本が紛失して困っているのだという。本屋の主...
昭和版ロミジュリに絡む、恋愛と殺人 「嵐の道化師」(横溝正史)(「悪魔の家」)角川文庫(「由利・三津木探偵小説集成4」) 柏書房 嵐の夜、心中を決意していた辰弥と環を止めたのは、辰弥の愛犬クロだった。クロは血塗れの指を咥...
人形佐七捕物帳006 佐七の人情、法をも曲げる大胆さ 「非人の仇討」(横溝正史)(「完本 人形佐七捕物帳一」) 春陽堂書店 辰と豆六に連れられてきた雪之丞は、三日前に起きた不思議な出来事を語る。謎の屋敷に迎え入れられ、薬...
金田一耕助の事件簿 040 犯人をペテンにかける金田一耕助 「鏡が浦の殺人」(横溝正史)(「扉の影の女」)角川文庫 心臓発作と判断された江川教授の死に、助手の加藤は異を唱える。巧妙に毒殺されたのだという。教授は前日、海上...
佐七、醜態をさらす。お粂、手柄を挙げる。 「佐七の青春」(横溝正史)(「完本 人形佐七捕物帳二」) 春陽堂書店 夫婦喧嘩して家を飛び出した佐七は、美女・お絹に声をかけられ、つい一杯始めてしまう。船の中で酔い潰れていた佐七...
誰にでも化けられる、芸人百面相。 「百面相芸人」(横溝正史)(「ペルシャ猫を抱く女」)角川文庫(「横溝正史ミステリ 短篇コレクション③」)柏書房 どんな人間にも瓜二つに化けることのできる「顔面模写」を売り物にしていた...
殺人鬼の佝僂女、過去の怨念か!? 「括り猿の秘密」(横溝正史)(「完本 人形佐七捕物帳二」) 春陽堂書店 ならず者がひったくった風呂敷包みから出てきたのは、若い娘の生首。それは呉服商ひさご屋の娘・お浪のものだった。生首と...
作品と連動する竹中英太郎の幻のデビュー挿画 「桐屋敷の殺人事件」(横溝正史)(「挿絵叢書 竹中英太郎(二)」)皓星社 新井巡査はふと一件の西洋館の前に立ち止まると、そこの軒灯の灯影で腕時計を眺めた。十一時二十五分。規定の...
裏向き地蔵は怪談か?事件の始まりは「謎」だらけ 「稚児地蔵」(横溝正史)(「完本 人形佐七捕物帳一」) 春陽堂書店 内藤伊賀守の下屋敷附近にある子育て地蔵が夜な夜な後ろを向くという奇っ怪な事件が続く。佐七が下屋敷の主・お...