「沼のほとり」(豊島与志雄)
怪談としての恐ろしさよりも戦争の恐ろしさ 「沼のほとり」(豊島与志雄) (「日本文学100年の名作第4巻」) 新潮文庫 八重子は兵役に就いている息子を 見舞った後、 切符を買うことができず 難渋していた。 そこへ見ず知...
怪談としての恐ろしさよりも戦争の恐ろしさ 「沼のほとり」(豊島与志雄) (「日本文学100年の名作第4巻」) 新潮文庫 八重子は兵役に就いている息子を 見舞った後、 切符を買うことができず 難渋していた。 そこへ見ず知...
人口密度の極端に高まった都会人の「残存意志」 「都会の幽気」(豊島与志雄) (「女霊は誘う」)ちくま文庫 都会の夜に 人の気配を感じ始めた「私」。 誰かが私の後ろをつけてくる 気配を感じるのだが、 ふり返ると誰もいない。...