「隠れた手」(甲賀三郎)
否応なく事件に巻き込まれてしまうのです 「隠れた手」(甲賀三郎)(「盲目の目撃者」)春陽文庫 事情があって東洋ホテルの一室に入り込んでしまった「私」は、望まぬ結婚に関わる父と娘の、隣室での会話を盗み聴いてしまう。廊下への...
否応なく事件に巻き込まれてしまうのです 「隠れた手」(甲賀三郎)(「盲目の目撃者」)春陽文庫 事情があって東洋ホテルの一室に入り込んでしまった「私」は、望まぬ結婚に関わる父と娘の、隣室での会話を盗み聴いてしまう。廊下への...
探偵小説初のトロイカ体制による事件捜査 「血の文字」(黒岩涙香)(「黒岩涙香探偵小説選Ⅱ」)論創社 「余」が隣室の目科に付き従って向かったのは、殺人の現場だった。そこには財産持ちの老人が何者かに刺し殺され、さらに血で書か...
鮮烈に描かれるピカレスクロマン 「白昼の死角」(高木彬光)角川文庫 温泉宿で療養中の推理小説作家「私」が出会った男は、自身の犯した犯罪を静かに語り始める。それは専門の法律家さえも驚嘆するような、法律の死角や盲点を突いた大...
これはもはや家宝!圧倒的迫力の杉本一文原画 「公式 角川文庫横溝正史カバー画集」(杉本一文)角川書店 角川春樹は、カバーの切り替えを敢行、新たなイラストレーターとして白羽の矢を立てたのが、当時まだ20代半ばの新進クリエイ...
夫が殺人の容疑者!語り手「私」が味わう恐怖 「山荘の殺人事件」(甲賀三郎)(「盲目の目撃者」)春陽文庫 夫とともに「私」が出かけた、信州諏訪町にある友人・香山の別荘は、来客で賑わっていた。香山と「私」の夫は地下室での射撃...
狙われる美女、迫る妖怪軍団 「髑髏検校」(横溝正史)(「髑髏検校」)角川文庫(「髑髏検校」)講談社大衆文学館文庫 夢遊病の発作を起こして屋敷の外へ出た陽炎姫に、腰元・琴絵はようやく追いつく。しかしその傍らには、恐ろしい妖...
日本ミステリ史屈指の難事件、神津敗北。 「人形はなぜ殺される」(高木彬光) 角川文庫 魔術の発表会の楽屋において、断頭手品の種の「人形の首」が何者かに盗まれる。その首は、ギロチンで首を切断された死体の傍らに転がっていた。...
怪盗ルパン登場!やっぱりジュヴナイル 「黄金仮面(少年探偵)」(江戸川乱歩) ポプラ社 「明智君、きみはいまみょうなことをいったね」「波越君、黄金仮面こそ、アルセーヌ=ルパンだったんだよ」「フランスの怪盗ルパンが、どうし...
それにしてもサスペンス感たっぷり 「盲目の目撃者」(甲賀三郎)(「盲目の目撃者」)春陽文庫 元船医の井田は、謎の青年・緑川の依頼で訪問した先で殺人事件に巻き込まれる。その家の執事が殺害され、井田がかつて所有していた拳銃が...
怪盗ルパン登場!もはやジュヴナイル 「黄金仮面」(江戸川乱歩)(「江戸川乱歩全集第7巻」)光文社文庫 「明智君、今云った妙なことは、あれは一体どういう意味だね」「黄金仮面はアルセーヌ・ルパンだ。突飛に聞えるかも知れない。...