「非属の才能」(山田玲司)
しかし、十年経って再読した今、 「非属の才能」(山田玲司)光文社新書 「なんか違うなあ」と思っているあなた。あなたには才能がある。ただ、まわりの空気を読んで、いい人を演じて、その違和感をないことにしてきただけなのだ。本当...
しかし、十年経って再読した今、 「非属の才能」(山田玲司)光文社新書 「なんか違うなあ」と思っているあなた。あなたには才能がある。ただ、まわりの空気を読んで、いい人を演じて、その違和感をないことにしてきただけなのだ。本当...
進化の大爆発、このドラマをぜひ愉しみましょう 「生命の大進化40億年史 古生代編」(土屋健)講談社ブルーバックス 古生代が始まった時、生命の舞台は海域だけでした。しかし生命は進化を重ね多様化し、陸域へと進出します。そうし...
「分ける」ことは「分かる」、つまり「理解する」こと 「生物を分けると世界が分かる」(岡西政典)講談社ブルーバックス 分類学は、数ある生物学の学問分野の中でもとくに歴史が深く、その始まりは紀元前に遡る。現在の最先端の生物学...
見る度に宇宙への思いが膨らむ、そんな一冊 「カラー版 続ハッブル望遠鏡が見た宇宙」(野本陽代)岩波新書 ため息をつきたくなるほど美しいヘリテッジ・シリーズの写真。遠くの宇宙でくりひろげられる銀河の衝突。新しい星が生まれて...
こうした知見を持って語れることは 「大学とは何か」(吉見俊哉)岩波新書 現代における大学の危機とはいかなる危機なのか。教養の崩壊と学生の学力低下、大学の可能性や学位に対する驚くべき世間の無理解、教職員の定員削減と新自由主...
「創造的空間」としての「書斎」 「書斎の王様」(「図書」編集部編) 書斎、ということばが好きだ。好き、と言うより、憧れている、と言ったほうがいいかもしれない。東京の男の子が巨人軍選手に、大阪の女の子が宝塚スターに憧れるの...
最も大切なのは「主体性がポイント」 「定年準備」(楠木新)中公新書 誰もが一回限りの自分の人生を生きている。それを大切にしたいのは当たり前のことだ。昔であれば、両親や先輩の言うことを聞き、従来と同じことをしていれば乗り切...
文学と文化から台湾に接近する、その手法 「台湾の歴史と文化」(大東和重) 中公新書 一九八〇年代に至り、この地に生を受けた人々が、この地の主役となる時代がようやく訪れた。流された血と涙、はかり知れない勇気と知恵があって、...
天気予報はこのようにしてつくられていた! 「図解 天気予報入門」(古川武彦・大木勇人) 講談社ブルーバックス 天気図を用いて予報官が行う天気予報の手法は過去のものとなりました。「数値予想」とよばれるコンピュータによる天気...
「やさしさ」はさらに変遷している 「やさしさの精神病理」(大平健) 岩波新書 もしかすると、”やさしさ”は現代の”時代の気分”なのかもしれません。どうして”やさしさ”がこれほどまでに尊重されるようになったのでしょうか?か...