「少子社会日本」(山田昌弘)
失われた10年、いや少子化対策の失われた30年 「少子社会日本」(山田昌弘)岩波新書 経済に関しては、失われた一〇年といっても、回復は可能である。しかし人口は違う。人間は生き物である。団塊ジュニア世代を若返らせることはで...
失われた10年、いや少子化対策の失われた30年 「少子社会日本」(山田昌弘)岩波新書 経済に関しては、失われた一〇年といっても、回復は可能である。しかし人口は違う。人間は生き物である。団塊ジュニア世代を若返らせることはで...
冷静な目で真実を見極めようとする姿勢を 「世界の放射線被爆地調査」(高田純) 講談社ブルーバックス 原子力をエネルギーの重要政策として推進するわが国で、放射線被曝とその防護法に関する教育は皆無に近い状態にある。避けなくて...
SDGsの理念を先取り!陸と海と人はつながっている 「森が消えれば海も死ぬ」(松永勝彦) 講談社ブルーバックス 昔から漁民たちは、魚介類を増やすためには湖岸、河畔の森林を守ることが大切なことを知っていた。それによって木陰...
「酸素」と上手に付き合おう! 「生命にとって酸素とは何か」(小城勝相)講談社ブルーバックス 酸素は激しい分子です。酸素から生成してくる「活性酸素」と呼ばれる一連の分子によって細胞が傷つき、死んでしまうこともあります。反応...
なにが「すごい」のか?「防衛システム」が「すごい」のです! 「植物はすごい」(田中修)中公新書 植物たちは、根から吸った水と空気中の二酸化炭素を材料にして、太陽の光を利用して、葉っぱでデンプンなどをつくっています。ところ...
外国人ではなく、私たち日本人に必要なこととして 「やさしい日本語―多文化共生社会へ」(庵功雄)岩波新書 「日本語」という道具を習得しない限り、日本の小中高で教えられている内容を身につけることはできません。しかも、この相対...
「問題発見」「問題解決」「情報発信」に、見事に応えている 「化学・意表を突かれる身近な疑問」(日本化学会編)講談社ブルーバックス 「いままで気にしてなかったけど、そう言われてみるとおかしいな…いったいなぜなんだろう?」と...
ハッブルへの惜別の気持ちも込め… 「カラー版 ハッブル望遠鏡の宇宙遺産」(野本陽代)岩波新書 「遺産」という言葉を使うことにしたのにはわけがある。二〇〇四年一月、第五回のサービス・ミッションがキャンセルされた。サービス・...
本書が突きつける教育現場での進路指導の問題点 「働く。なぜ?」(中澤二朗) 講談社現代新書 私はこんな「義務」と「使命」が大事だと思っています。「義務」とは、この国の生き残りをかけた産業の高度化要請に人事として応えること...
古楽への理解が進むとともに、疑問が氷解しました 「西洋音楽史」(岡田暁生)中公新書 本書の目的は、西洋芸術音楽の歴史を川の物語として語ることにある。単に音楽史上の重要な人物名や作品や用語などを、時代順に洩れなく列挙したり...