「迷路荘の惨劇」「三つ首塔」「白と黒」(横溝正史)

嬉しくもあり残念でもある「限定」復刻カバー 「迷路荘の惨劇」「三つ首塔」「白と黒」(横溝正史)角川文庫 私はとうとう三つ首塔までたどりついた。私たちはこの塔へたどりつくまで、いったい幾日かかったのか。そして、そのあいだに...

復刊!横溝正史 2022

横溝正史没後40年&生誕120年を振り返る ホテル女王あのとき犯人がもっと用心深くドアを締めていったら、葉山チカ子と名乗るあの女もあのまま絶命していたのではないか……と、後日そのときのことを思い出すたびに、山田三吉は身震...

旧角川文庫の芥川龍之介

複数の出版社から出ている文庫本、どれを選ぶか? 「羅生門・芋粥」「偸盗・戯作三昧」「蜘蛛の糸・地獄変」「舞踏会・蜜柑」「杜子春・南京の基督」「藪の中・将軍」「トロッコ・一塊の土」「少年・大道寺信輔の半生」「河童・玄鶴山房...

志賀直哉の新潮文庫

旧版も捨てがたい魅力があるのです 現在存命中の作家であれば、同じ作品が複数の出版社から刊行されているということはあまりありません。でも、すでに鬼籍に入っている作家の場合、著作権保護期間が過ぎている関係で、いくつかの出版社...