INDEX 横溝正史
横溝正史の作品 1902.5.24 – 1981.12.28終戦後、推理小説が自由に発表できるようになると本領を発揮し、本格推理小説を続々と発表する。代表作と呼ばれるものはほとんど戦後に発表されていて、推理小...
横溝正史の作品 1902.5.24 – 1981.12.28終戦後、推理小説が自由に発表できるようになると本領を発揮し、本格推理小説を続々と発表する。代表作と呼ばれるものはほとんど戦後に発表されていて、推理小...
らしからぬ手法を見せる三津木の探偵術 「猿と死美人」(横溝正史)(「幻の女」)角川文庫(「由利・三津木探偵小説集成3」) 柏書房 霧の深い夜、川を流れていく木箱のような檻。それは、鎖で繋がれた猿が激しくもがき、そのたびに...
ライトノベルから純文学へのミッシングリンク 「すきまのおともだちたち」 (江國香織)集英社文庫 「若者の本離れ」と言われますが、 どうしてどうして、 全国の小中学校のほぼすべてで 朝読書が実施されています。 つまり、日本...
書かれてあることをあるがまま受け止めるべき小説 「すきまのおともだちたち」 (江國香織)集英社文庫 新聞記者である「私」は、 仕事で訪れた町で道に迷い、 見覚えのない 不思議な世界へ入りこむ。 そこで「私」は小さな女の子...
こんな素敵なキスができるのであれば 「こうばしい日々」 (江國香織)新潮文庫 今日は「僕」・ダイの11歳の誕生日だ。 出がけにお姉ちゃんが プレゼントをくれた。 でもそれより嬉しかったのは ジルからもらったプレゼント。 ...
亡霊からも見捨てられたまさはる 「亮太」(江國香織) (「それはまだヒミツ」今江祥智編) 新潮文庫 まさはるは夏が嫌い。暑いのが嫌い。夏の食べ物もも嫌い。何よりプールが嫌い。泳げないから。今日も嫌々ながら通ったプールで...
1921年発表、横溝投稿時代の貴重な作品 「燈台岩の死体」(横溝正史)(「喘ぎ泣く死美人」)角川文庫 「是れは僕が中学の五年だった時の事だ」と沖本君は話し始めた。沖本君の故郷M町と云うのは、波の荒いのと暗礁の高いのとで有...
原爆の真実の姿を、淡々と記している 「黒い雨」(井伏鱒二)新潮文庫 閑間重松は妻・姪とともに 広島で被爆する。 原爆投下直後の広島の混乱と惨状、 不確かな情報とパニック、 静かに襲い来る原爆症、 生活基盤の崩壊による 困...
優しさとおかしみの向こう側にある悲しみ 「遙拝隊長」(井伏鱒二) (「日本文学100年の名作第4巻」) 新潮文庫 元陸軍中尉・岡崎悠一は、 戦時中ことあるごとに 東方に向けて遙拝を繰り返す 「遙拝隊長」として知られてい...
後味の悪さも味わいのうち 「断髪流行」(横溝正史)(「横溝正史ミステリ 短編コレクション①」)柏書房 「断髪流行」(横溝正史)(「恐ろしき四月馬鹿」)角川文庫 信吉は国元の兄に内緒で「延原」という偽名を使って一軒家を借...