飛び出す絵本に魅せられた!
「The Wonderful Wizard of OZ」
(L.Frank Baum / art by Robert Sabuda)洋書
私が幼稚園児だった頃、
「飛び出す絵本」なるものが
ありました。
その本がどんな内容だったのかは
すっかり忘れたものの、
「飛び出す仕掛け」が壊れるくらい、
何度も何度もその絵本を
読んだことだけは
しっかりと覚えています。
店頭などでも
見かけることがなくなり、
もうすっかり廃れてしまったのだと
思っていました。
ところが、
しっかりとありました。
「飛び出す絵本」がほしくて
買ったのではありません。
たまたま学校祭の
演劇を担当していて、
「オズの魔法使い」を
劇中劇として取り扱った演劇の
小道具として、
洋書の絵本が必要だったのです。
Amazonで見つけて
購入したのですが、
届いてみてびっくり。
なんと懐かしい
「飛び出す絵本」ではないか!
小道具として使うのをやめて
大事に眺めています。
この現代アメリカの「飛び出す絵本」、
とにかく派手です。
ピカピカです。
精巧です。
こんなにも立体的になるなんて。
そしてこんなにも
仕掛けが豊富にあるなんて。
40年前のそれとは
スケールもレベルも桁違いです。
これは子どもでなくても
夢中になってしまうに
違いありません。
厚さは5センチくらいある
分厚い絵本です。
しかし仕掛けの関係で、
全部で見開き
7ページしかありません。
しかし各ページに
さらに数ページの
小冊子が貼付されていて、
それを開くとまた
飛び出す仕組みになっているのです。
そのため原作のほぼすべての場面を
収録できています。
これは驚異的です。
残念ながら、当然すべて
英語で書かれてありますので、
子どもには読めません。
しかし、
絵だけで十分楽しめるはずです。
さらにお父さんお母さんが
自分の覚えている筋書きを
話しながら読み聞かせするなら、
これほど子どもが喜ぶ本はないでしょう。
ライマン・フランク・ボームが
いまから120年前に
作り上げたオズの世界。
文章だけを楽しむのでは不十分です。
この絵本で、
ファンタジックな作品世界を
さらに堪能してみませんか。
※調べたら日本語訳版も
出版されていました。
そちらを買えばよかったと
後悔しています。
そして出版社(代理店?)の
ホームページを探してみると、
なんと動画による紹介もありました。
→こちらからどうぞ。
これは素晴らしい。
みなさん、いかがですか。
(2019.1.25)