「点鬼簿」(芥川龍之介)
さらにもう一つは死の影が漂っていること 「点鬼簿」(芥川龍之介)(「芥川龍之介全集6」)ちくま文庫 「点鬼簿」(芥川龍之介)(「河童・玄鶴山房」)角川文庫 「僕」が「点鬼簿」に加えたのは、母・姉・父の三人だった。母は狂人...
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初期の横溝、ブラックだけどユーモラス! 「首を抜く話」(横溝正史)(「横溝正史探偵小説選Ⅰ」)論創社 戦争のために四肢を失った将軍がいた。幸いにも金に不自由していなかったため、精巧な義手義足をつくることができ、普段は誰も...
横溝ジュヴナイルは、多様性をもった作品群 「横溝正史 少年小説コレクション⑤白蠟仮面」(横溝正史)柏書房 怪しげな石膏像を積んだトラックの荷からこぼれ落ちた一粒のダイヤモンド。それを拾い上げた御子柴少年はトラックを追跡...
若さゆえの底知れぬエネルギー 「機関車に巣喰う」(龍胆寺雄)(「日本文学100年の名作第2巻」) 新潮文庫 俺達の住まいを打ち開けようか。土手の腹に傾いで錆びついている泥汽車の機関車さ。今は火床の歪んだ鉄格子の上へ枯草を...
このスリリングな展開こそが明治の読み手たちを魅了した 「指の秘密」(姫山)(「明治探偵冒険小説集4」) ちくま文庫 寒さに震えて泣いていた迷子の少女を、「自分」は保護する。翌日の午後、ようやく少女の家を探しだし、無事家族...
現実社会には疑似「ロビィ」があふれかえっている 「ロビィ」(アシモフ/小尾芙佐訳)(「われはロボット」)ハヤカワ文庫 子守ロボット「ロビィ」はグローリアの唯一の友達だった。しかし周囲の友達との交流の乏しい娘の姿を心配した...
その行間に、佐藤の悲痛な心が織り込まれている 「旅びと」(佐藤春夫)(「女誡扇綺譚」)中公文庫 ――とこうその女が言ったと言えば、君たちは愛想のいい宿屋の女中がお世辞を言ったと思うでしょう。それに違いないのです。ただ、そ...