「前科者」(谷崎潤一郎)
「己」とKの、壮絶な心理的「戦闘」と「遊戯」 「前科者」(谷崎潤一郎)(「潤一郎ラビリンスⅧ」)中公文庫 己は前科者だ。そうして而も藝術家だ。己のあの忌まわしい破廉耻罪が暴露して、いよいよ監獄へ送られた時、平生己の藝術を...
「己」とKの、壮絶な心理的「戦闘」と「遊戯」 「前科者」(谷崎潤一郎)(「潤一郎ラビリンスⅧ」)中公文庫 己は前科者だ。そうして而も藝術家だ。己のあの忌まわしい破廉耻罪が暴露して、いよいよ監獄へ送られた時、平生己の藝術を...
暗号で書かれたかのような、その異様な「重さ」 「流刑地」(パヴェーゼ/河島英昭訳)(「百年文庫022 涯」)ポプラ社 「流刑地」(パヴェーゼ/河島英昭訳)(「集英社ギャラリー世界の文学12」) 集英社 イタリアの南の果て...
現在彼の国で起きている侵略戦争にも通じる 「インパール作戦従軍記」(丸山静雄) 岩波新書 インパール作戦は無用の戦いではなかったかという反省である。英軍側の資料を調べ、当時の戦局全般に目を通して、そのことに思いいたり、無...
五人の告白者からなる、六篇の連作短編集 「告白」(湊かなえ)双葉文庫 …わたしが辞職を決意したのは真奈美の死が原因です。しかし、もしも愛美の死が本当に事故であれば、悲しみを紛らわすためにも、教員を続けていたと思います。愛...