「ゴルトベルク変奏曲」(セレンザ)
「ゴルトベルク」が少年の名前だったとは 「ゴルトベルク変奏曲」 (セレンザ/藤原千鶴子訳) (絵:キッチェル)評論社 不眠症の伯爵のために、 ゴルトベルク少年は ハープシコードを演奏する。 だが伯爵の要求は 次第に難度を...
「ゴルトベルク」が少年の名前だったとは 「ゴルトベルク変奏曲」 (セレンザ/藤原千鶴子訳) (絵:キッチェル)評論社 不眠症の伯爵のために、 ゴルトベルク少年は ハープシコードを演奏する。 だが伯爵の要求は 次第に難度を...
偉大な芸術家たちの心温まる友情 「展覧会の絵」 (セレンザ/藤原千鶴子訳) (絵:キッチェル)評論社 建築家兼画家の ハルトマンが急死し、 親友である 作曲家・ムソルグスキーは 自宅に閉じこもる。一方、 もう一人の親友・...
「孤独」を表す「桜色」が全編にちりばめられている 「桜の森の満開の下」(坂口安吾) (絵:しきみ)立東舎 昨年末相次いで発刊された 「乙女の本棚」の坂口安吾の2篇。 すでに「夜長姫と耳男」は 取り上げています。 今回は「...
これこそ「乙女の本棚」の真骨頂 「死後の恋」(夢野久作) (絵:ホノジロトヲジ)立東舎 やはり出ましたか。 「乙女の本棚」シリーズに 「瓶詰地獄」が取り上げられたとき、 もし再び夢野作品が登場するとすれば、 間違いなく「...
「人と異なるもの」が現れるのはいつも「月の美しい晩」 「赤い蠟燭と人魚」 (小川未明)(絵:酒井駒子)偕成社 陸に産み落とされた 人魚の赤ん坊は、 通りかかった蝋燭売りの 老夫婦に拾われ、育てられる。 美しい娘に成長した...
読み手を幸せな気分にしてくれる童話 「月夜とめがね」 (小川未明)(絵:げみ)立東舎 おだやかな月のいい晩のこと、静かな町のはずれに住むおばあさんのもとへ、めがね売りが来る。おばあさんがそのめがねをつけると、若い頃のよう...
綺麗です。全然グロテスクではありません。 「夜長姫と耳男」(坂口安吾) (絵:夜汽車)立東舎 古典的文学と現代イラストの コラボレーションである 立東舎刊「乙女の本棚」シリーズに、 坂口安吾まで登場してしまいました。 そ...
おじょうちゃんは場面ごとにその装いが変化している 「赤とんぼ」(新美南吉) (絵:ねこ助)立東舎 前回取り上げた「赤とんぼ」、なんと 立東舎刊「乙女の本棚シリーズ」に 収録されていました。 この淡々とした展開を、 どのよ...
明治大正漫文漫画の芸術世界 「漫画 坊っちゃん」(近藤浩一路) 岩波文庫 先日、 漫画「ピアノの森」を取り上げました。 本書も漫画です。 しかし、私たちがなじみのある漫画とは ちょっと違います。 私たちが現在普通に読ん...
ただふたつの生き物の姿だった。 「あらしのよるにⅡ」 「あらしのよるにⅢ」 (きむらゆういち)講談社文庫 本能を乗り越えて 秘密の友だちとなった ガブとメイ。 しかし、オオカミとヤギ、 それぞれの仲間が 2匹を許すはずが...