「シェイクスピア物語」(ラム)
シェイクスピア作品のエッセンスを堪能する 「シェイクスピア物語」(ラム/矢川澄子訳)岩波少年文庫 海のなかの、とある島です。住民は二人きりで、プロスペロという老人と、その娘のミランダという、なかなかきれいな乙女でした。ミ...
シェイクスピア作品のエッセンスを堪能する 「シェイクスピア物語」(ラム/矢川澄子訳)岩波少年文庫 海のなかの、とある島です。住民は二人きりで、プロスペロという老人と、その娘のミランダという、なかなかきれいな乙女でした。ミ...
「不登校」にはまだまだ大きな可能性がある 「不登校でも大丈夫」(末富晶) 岩波ジュニア新書 不登校と言うと学校に行っていないその間が何の経験もない「0」の時間だと捉えられることも多いのですが、当然のことながらそんなことは...
大きな違和感、でもこれが本当の「ムーミン」 「ムーミン谷の彗星」(ヤンソン/下村隆一訳)講談社文庫 「この雨はふつうのものじゃないな」ムーミンの家を訪れたじゃこうねこは不吉な一言を発する。どうやら宇宙から何かがやってくる...
複雑系主人公をそのまま受け止める 「ピアニッシシモ」(梨屋アリエ) 講談社文庫 隣家から運び出されたピアノが縁となり、松葉は同じ歳の紗英と出会う。彼女は高慢で自信家であり、松葉とは正反対の性格だった。しかし松葉は紗英の弾...
親子で語り合う「法」のあれこれ 「父と娘の法入門」(大村敦志) 岩波ジュニア新書 「私たちが知っている「法」っていうと,日本国憲法とかかな」「憲法は中学校や高校で習うんだけど,誰もが知っていると言ったのは,憲法のことじゃ...
人の生き方の強烈なモデルが示されている 「光が照らす未来」(石井幹子) 岩波ジュニア新書 明かりが灯って、人が住んでいることがわかったり、時にはライトアップされた建物があって、街の個性をつくっていたりします。そう、夜にな...
三部作完結編、子ども時代の終わりを予感させる終末 「ピッピ 南の島へ」(リンドグレーン/大塚勇三訳) 岩波少年文庫 こうして、春早々の、ある寒い夕方、トミーとアンニカは、生まれてはじめて、小さい小さい町をはなれ、ピッピと...
中高生と同じ目線でとらえた「戦争」の姿 「30代記者たちが出会った戦争」(共同通信部社会部編) 岩波ジュニア新書 戦後七〇年となった二〇一五年、共同通信社会部の記者たちが、戦地に足を運び、生存者の話に耳を傾けました。日本...
自由奔放に振る舞うピッピの行動原理を味わう 「ピッピ 船にのる」(リンドグレーン/大塚勇三訳) 岩波少年文庫 「ピッピ、ナガクツシタ、ばんざい!」波止場にいる人たちがさけびました。「渡り板をひきあげろ」と、ナガクツシタ船...
最終的に彼女の望みは何だったのか 「クローディアの秘密」(カニグズバーグ/松永ふみ子訳) 岩波少年文庫 クローディアは家出を決行する。相棒に選んだのは二番目の弟・ジェイミー。二人はそれぞれバイオリンとトランペットのケース...