「鏡の中の女」(横溝正史)
それらすべてが殺人動機に繋がっている 「鏡の中の女」(横溝正史) (「金田一耕助の冒険」)角川文庫 金田一とカフェで同席していた増本女史が、鏡に映る男女の密談を読唇術で読み取り筆記した。それは殺人の相談だったが、金田一は...
それらすべてが殺人動機に繋がっている 「鏡の中の女」(横溝正史) (「金田一耕助の冒険」)角川文庫 金田一とカフェで同席していた増本女史が、鏡に映る男女の密談を読唇術で読み取り筆記した。それは殺人の相談だったが、金田一は...
読み進めるほどに謎は深まります 「湖泥」(横溝正史)(「貸しボート十三号」)角川文庫 村の評判の美人娘・由紀子が祭りの最中に姿を消す。由紀子は対立する村の二大勢力・西神家と北神家の、それぞれの跡取り息子から求婚され、北神...
子どもたちへのサービス精神にあふれている 「黒薔薇荘の秘密」(横溝正史)(「横溝正史少年小説 コレクション⑦南海囚人塔」)柏書房 「黒薔薇荘の秘密」(横溝正史)(「蠟面博士」)角川文庫 伯父の小田切博士とともに黒薔薇荘...
探偵小説の香りのする冒険小説 「八百八十番目の護謨の木」(横溝正史)(「血蝙蝠」)角川文庫 恋人・大谷慎介の無実の証として、三穂子は殺された緒方の残した「O谷」の文字の意味を解く。それは犯人の名前ではなく、ゴムの木に彫ら...
横溝正史の作品 1902.5.24 – 1981.12.28終戦後、推理小説が自由に発表できるようになると本領を発揮し、本格推理小説を続々と発表する。代表作と呼ばれるものはほとんど戦後に発表されていて、推理小...
らしからぬ手法を見せる三津木の探偵術 「猿と死美人」(横溝正史)(「幻の女」)角川文庫(「由利・三津木探偵小説集成3」) 柏書房 霧の深い夜、川を流れていく木箱のような檻。それは、鎖で繋がれた猿が激しくもがき、そのたびに...
ライトノベルから純文学へのミッシングリンク 「すきまのおともだちたち」 (江國香織)集英社文庫 「若者の本離れ」と言われますが、 どうしてどうして、 全国の小中学校のほぼすべてで 朝読書が実施されています。 つまり、日本...
書かれてあることをあるがまま受け止めるべき小説 「すきまのおともだちたち」 (江國香織)集英社文庫 新聞記者である「私」は、 仕事で訪れた町で道に迷い、 見覚えのない 不思議な世界へ入りこむ。 そこで「私」は小さな女の子...
こんな素敵なキスができるのであれば 「こうばしい日々」 (江國香織)新潮文庫 今日は「僕」・ダイの11歳の誕生日だ。 出がけにお姉ちゃんが プレゼントをくれた。 でもそれより嬉しかったのは ジルからもらったプレゼント。 ...
亡霊からも見捨てられたまさはる 「亮太」(江國香織) (「それはまだヒミツ」今江祥智編) 新潮文庫 まさはるは夏が嫌い。暑いのが嫌い。夏の食べ物もも嫌い。何よりプールが嫌い。泳げないから。今日も嫌々ながら通ったプールで...