「君の波が聞こえる」(乾ルカ)②
四龍海城とは一体何の象徴なのか 「君の波が聞こえる」(乾ルカ) 新潮文庫 前回も取り上げました。 少年の友情物語でありながら、 謎はいっさい解明されない不思議な 異世界ファンタジー小説です。 純粋に2人の友情の美しさに...
四龍海城とは一体何の象徴なのか 「君の波が聞こえる」(乾ルカ) 新潮文庫 前回も取り上げました。 少年の友情物語でありながら、 謎はいっさい解明されない不思議な 異世界ファンタジー小説です。 純粋に2人の友情の美しさに...
作品において異世界は単なる舞台設定 「君の波が聞こえる」(乾ルカ) 新潮文庫 海に浮かぶ謎の城に迷い込んだ 中学生・健太郎。 城の中には同じように 囚われた人々が暮らしていた。 彼はそこで暗い目をした 少年・貴希と出会...
勇気を持って人生を切り拓いた人たち 「勇気ってなんだろう」(江川紹子) 岩波ジュニア新書 大人になるための条件とは?という 問いに対しての一つの解答は、 「勇気を持つこと」なのではないかと 思うことがよくあります。 で...
日本の将来の明るい可能性が記されています 「21歳男子、 過疎の山村に住むことにしました」 (水柿大地)岩波ジュニア新書 中学校教員として、これまで 子どもたちが力を最大限発揮するための 手伝いができればと思い、 30...
「家族」って何だろう 「幸福な食卓」(瀬尾まいこ) 講談社文庫 父親を辞めると宣言した父。 別居中なのに 料理を届けに来る母。 天才的頭脳を持ちながら 晴耕雨読の日々を送る兄。 佐和子の家族は みんなどこか変わっている...
正しく生きることは大切です。しかし 「図書館の神様」(瀬尾まいこ) ちくま文庫 初めて赴任した高校で文芸部を 顧問することになった「私」。 部員は3年生の垣内君一人だけ。 実は「私」はバレーボール部の 顧問になりたくて...
「私」もまた自らを変革しようと試みる人間 「赤蛙」(島木健作) (「赤蛙」)新潮文庫 桂川に沿って 散歩していた「私」は、 中州に一匹の 赤蛙のいるのを見つけた。 赤蛙はそこから 川に飛び込んだものの、 流れの速さに耐え...
これは現代でいう「大人のADHD」 「煙」(島木健作) (「百年文庫014 本」)ポプラ社 叔父の営む古本屋で 店番をさせてもらっている耕吉は、 叔父に願い出て、 洋書の競りに 初めて一人で参加させてもらう。 しかし、熱...
プライベートを切り売りした作家、谷崎 「文豪ナビ 谷崎潤一郎」 (新潮文庫編)新潮文庫 4年前の2015年に、 文豪・谷崎潤一郎の未公開書簡288通が 発見されています。 手紙は「細雪」のモデルとなった 谷崎の妻・松子や...
谷崎と松子が守ろうとしたもの 「細雪」(谷崎潤一郎)中公文庫 ※本記事は2015年1月17日付けで Yahoo!ブログに投稿した記事を 加筆修正したものです。 先日のNHKクローズアップ現代で、 谷崎潤一郎と妻松子と...