「しずかな日々」(椰月美智子)①
少年の「しずかな」一夏の成長物語 「しずかな日々」(椰月美智子) 講談社文庫 小学校5年生に進級し、初めて友達のできた「ぼく」。後ろの席の押野は「ぼく」を草野球に誘い、姉の作ったプリンの試食に誘い、クラスの友達との間を取...
少年の「しずかな」一夏の成長物語 「しずかな日々」(椰月美智子) 講談社文庫 小学校5年生に進級し、初めて友達のできた「ぼく」。後ろの席の押野は「ぼく」を草野球に誘い、姉の作ったプリンの試食に誘い、クラスの友達との間を取...
第3学年1月 もっと日本語を勉強しよう! 子どもたちの家庭での学習の中で、一番時間が確保されていない教科は何か?国語です。残念でなりません。私は、国語の一番の勉強方法は読書だと思っています。同じ読書でも、次の8冊なら、さ...
源氏もやはり「人」なのです 「寂聴訳 源氏物語 巻六」(紫式部/瀬戸内寂聴訳)講談社文庫 出家を望む朱雀院は最愛の娘・女三の宮の将来を心配し、源氏の妻とする道を選ぶ。心境穏やかならざる紫の上は重病を患い、二条院で転地療養...
穏やかな中にも波乱の予感の漂う帖 「源氏物語 横笛」(紫式部)(阿部秋生校訂)小学館 柏木の一周忌が過ぎたある夕方、夕霧は柏木の妻・女二の宮を見舞う。母御息所は柏木最愛の横笛を夕霧に贈る。女二の宮のもとにしきりと通う夕霧...
嫌悪しながらも強力な磁場に引き寄せられる 「月と六ペンス」(モーム/土屋政雄訳) 光文社古典新訳文庫 失踪したストリックランド氏の捜索を夫人から頼まれた「私」はパリへと渡る。安いホテルに滞在し、その日暮らしをしていた氏は...
「わからない」ことは恐ろしい 「ねじの回転」(H.ジェイムズ/蕗沢忠枝訳) 新潮文庫 「自分自身ですべての問題を処理し、依頼主を絶対に煩わせない」という不思議な条件の下に、ある幼い兄弟の家庭教師を引き受けた「わたし」。し...