「方丈記」(鴨長明)
八百年前の日本に、現代は酷似している 「方丈記」(鴨長明/蜂飼耳) 光文社古典新訳文庫 川の流れは絶えまなく、その水はいつも入れ替わり、もとの水はとどまらない。よどみに浮かぶ泡は、消えたかと思うと生まれ、いつまでもそのま...
八百年前の日本に、現代は酷似している 「方丈記」(鴨長明/蜂飼耳) 光文社古典新訳文庫 川の流れは絶えまなく、その水はいつも入れ替わり、もとの水はとどまらない。よどみに浮かぶ泡は、消えたかと思うと生まれ、いつまでもそのま...
乱歩の創造に、読み手の想像が刺激されます 「空気男」(江戸川乱歩)(「合作探偵小説コレクション②」) 春陽堂書店(「江戸川乱歩全集第2巻」)光文社文庫 同じ下宿屋の隣どうしの北村五郎と柴野金十は、お互いに暇を持て余してい...
ポケット小僧、主役に大昇格 「奇面城の秘密」(江戸川乱歩) ポプラ社 「奇面城の秘密」(江戸川乱歩)(「江戸川乱歩全集第21巻」) 光文社文庫 実業家・神山氏の所有するレンブラントの絵画を盗み出すという予告状が四十面相か...
主役は猫!やはり本作品は「猫小説」 「お千代」(池波正太郎)(「日本文学100年の名作第6巻」) 新潮文庫 大工・松五郎は、女よりも飼猫・お千代を愛する男だった。ところが棟梁の強い要求により、ついにおかねという女房を持つ...
それはすべて主人公の青春、それも男の青春 「百年文庫027 店」ポプラ社 「婦人靴 石坂洋次郎」二十一歳となった町の靴屋の徒弟・又吉は、雑誌「若人の友」の投書欄に文通申し込みの手紙を送る。ハイヒールの製作が得意と書いたが...
本書はまるで、「知への冒険準備」 「学び続ける力」(池上彰) 講談社現代新書 学ぶ楽しさを知ること。それが現代の教養なのではないでしょうか。では、そのためには、何をどう学んだらいいのか。そんなヒントになればと思って、この...
男たちにくすねられた、はかない一生… 「あの夏」(阿部昭)(「千年/あの夏」)講談社文芸文庫 幸か不幸か、この年までおふくろをおぶったり抱き上げたりしたことは、僕にはなかった。おやおや、あの椅子はあぶない。壊れた椅子に楽...
金田一耕助の事件簿064b その可能性が本作品では言及されていた 「壺の中の女」(横溝正史)(「金田一耕助の帰還」)光文社文庫 画家がアトリエで何者かに刺殺される。使用人は血まみれのナイフを握りしめた女が、体をくねらせて...
金田一耕助の事件簿020 おどろおどろしさ全開!歌舞伎を舞台にした殺人事件 「幽霊座」(横溝正史)(「幽霊座」)角川文庫 人気髄一といわれた若手歌舞伎役者・鶴之助が、夏狂言「鯛つかみ」の千秋楽の舞台から突如失踪した。それ...
「ポロポロ」って何だ? 「ポロポロ」(田中小実昌)(「日本文学100年の名作第7巻」) 新潮文庫 「ポロポロ」(田中小実昌)(「ポロポロ」)河出文庫 ポロポロをやってると、うしろはふりかえらないようだ。うちの教会では、ポ...