「若い人」(石坂洋次郎)
味わいどころは、三つの「尖り」 「若い人」(石坂洋次郎)新潮文庫 女学校に勤める28歳の教師・間崎慎太郎は、生徒・江波恵子の作文を読み、文面から溢れ出る激しい情熱に心を打たれる。一方、同僚教師・橋本スミ子は、間崎が女生徒...
味わいどころは、三つの「尖り」 「若い人」(石坂洋次郎)新潮文庫 女学校に勤める28歳の教師・間崎慎太郎は、生徒・江波恵子の作文を読み、文面から溢れ出る激しい情熱に心を打たれる。一方、同僚教師・橋本スミ子は、間崎が女生徒...
由利・三津木の事件簿(事件年代順) 由利麟太郎。横溝正史の探偵小説に登場する架空の私立探偵。切れ味鋭い推理を見せる。かつて警視庁にその人ありと知られた捜査課長、訳あって一線を退いた後、探偵事務所を開設。「実に恐ろしい、思...
お役者文七捕物暦一 おどろおどろしさ満開、これぞ横溝長篇捕物帖 「蜘蛛の巣屋敷」(横溝正史)徳間文庫 棚倉城主、勝田駿河守の上屋敷に現れた曲者は、「土蜘蛛の精」と名乗って姿を消す。婚礼を控えた一の姫の身を案じた局が寝所へ...
描くは日常、事件の起きない「新しい」ミステリ 「ホーム・パーティー」(新津きよみ)(「日本文学100年の名作第9巻」) 新潮文庫 「ホーム・パーティー」(新津きよみ)(「彼女たちの事情」)光文社文庫 ホーム・パーティー好...
精神の自由こそが子規にとっては心の「灯」 「熊手と提灯」「ラムプの影」(正岡子規)(「百年文庫031 灯」) ポプラ社 「熊手と提灯」「ラムプの影」(正岡子規)(「飯待つ間」)岩波文庫 鬼灯提灯が夥しくかたまって高くさし...
十代の壊れやすい心に、丁寧に寄り添う本 「答えは本の中に隠れている」(岩波ジュニア新書編集部 編) 岩波ジュニア新書 本と人と言葉とのかかわりが深い十二人の方々に、十代の悩みに沿ってオススメ本を紹介してもらいました。あな...
いや、考える行為自体が、カフカを読むこと 「アカデミーで報告する」(カフカ/丘沢静也訳)(「変身/掟の前で 他2編」) 光文社古典新訳文庫 アカデミーのみなさん 光栄にもこのアカデミーに招かれ、以前ぼくがサルだったときの...