「碑」(中山義秀)
自らの来し方・行く末に思いを馳せざるをえない 「碑」(中山義秀)(「百年文庫022 涯」)ポプラ社 「碑」(中山義秀)(「碑・テニヤンの休日」)新潮文庫 高範はじっと彼の顔をながめていたが、顫えぎみの片手をつとのばして、...
自らの来し方・行く末に思いを馳せざるをえない 「碑」(中山義秀)(「百年文庫022 涯」)ポプラ社 「碑」(中山義秀)(「碑・テニヤンの休日」)新潮文庫 高範はじっと彼の顔をながめていたが、顫えぎみの片手をつとのばして、...
告発されているのは日本における「無責任体質」 「太平洋戦争 日本の敗因2」(NHK取材班編)角川ソフィア文庫 米軍から跳ね返された日本兵は、武器・弾薬・食糧の補給がないまま、ジャングルにおおわれた山中をさ迷い歩き、消耗を...
100年経っても色あせない魅力を味わいましょう 吾輩は猫である。名前はまだ無い。どこで生れたか頓と見当がつかぬ。何でも薄暗いじめじめした所でニャーニャー泣いていた事だけは記憶している。吾輩はここで始めて人間というものを見...
人形佐七捕物帳167 怪しい修験者、その正体は? 「三人色若衆」(横溝正史)(「完本 人形佐七捕物帳十」) 春陽堂書店 大日坊と名乗る坊主とも修験者ともつかぬ人物が現れ、怪しげな加持祈祷で民衆を惑わしていた。集まる信者の...
金田一耕助の事件簿063 犯人に騙される金田一、犯人を騙す金田一。 「霧の山荘」(横溝正史)(「悪魔の降誕祭」)角川文庫 依頼人の使いとともに金田一が訪れたその別荘は、内側から鍵がかけられ応答がなかった。カーテンの隙間か...
「虚飾を排して読み手の想像で補完させる」という文体 「幽霊なるもの」(ビアス/小川高義訳)(「アウクリーク橋の出来事/豹の眼」) 光文社古典新訳文庫 カミングス牧師がベイカーの農地を馬車で通りかかるとき、橋に立つ人影が目...
大いに歓迎!リニューアルによる「新名盤」の登場 「新時代の名曲名盤500+100」(「レコード芸術」編)音楽之友社 個人が選んだ名盤ガイドは多数あるが、8名という複数の投票によって選定する方法を採っている名盤ガイドは他に...
重なる本と本~夢野久作「ドグラ・マグラ」を巡って 「ビブリア古書堂の事件手帳Ⅲ」(三上延)メディアワークス文庫 「亡くなった元夫の蔵書が売られるのを防いで欲しい」。樋口なる女性から依頼を受けた栞子は困惑する。売却しようと...
息のつまるようなサスペンス、「変格」探偵小説の傑作 「烙印」(大下宇陀児)(「烙印」)創元推理文庫 「烙印」(大下宇陀児)(「新青年傑作選集1」)角川文庫 私欲のための証書偽造が主人・亘理子爵に発覚し、窮地に立たされた青...