「百年文庫068 白」
「死」という過酷な現実から浮かび上がる「生」 「百年文庫068 白」ポプラ社 百年文庫第68巻を読了しました。実は本書を読んだのではなく、三作品ともそれぞれの作家の作品集を通じて読みました。三作品をアンソロジーとして一つ...
「死」という過酷な現実から浮かび上がる「生」 「百年文庫068 白」ポプラ社 百年文庫第68巻を読了しました。実は本書を読んだのではなく、三作品ともそれぞれの作家の作品集を通じて読みました。三作品をアンソロジーとして一つ...
現代にも通じる人間臭いドラマを味わう 「古代エジプト入門」(内田杉彦) 岩波ジュニア新書 古代エジプト文明は、統一国家という形をとっていた点からすれば、現代の国家の原点と言っていいでしょう。法や社会秩序の維持、異なる文化...
つまり、読む側もその「本気度」が試される 「福祉ってなんだ」(古川孝順) 岩波ジュニア新書 社会福祉は、社会と人間の両面にかかわり、両者の接点、相互作用に焦点をしぼりながら問題の解決、緩和、軽減をめざす社会的な施策です。...
夢の中で揺らいでいく自我を疑似体験 「スマラ(夜の霊)」(ノディエ/篠田知和基訳)(「ノディエ幻想短篇集」)岩波文庫 人の想像力は眠っているあいだに、その自由で孤独な魂の力によって、精霊たちの至福に参加する。魂は彼らとと...
ミステリを超えて愛情物語へと昇華していく 「境遇」(湊かなえ)双葉文庫 生まれてすぐ親に捨てられたという「境遇」を持つ二人、陽子と晴美は親友どうしとして家族以上のつながりを持っていた。ある日、陽子の五歳になる息子が誘拐さ...
「生きる」ことの意味を問い直す 「いのちの初夜」(北條民雄)(「いのちの初夜」)角川文庫 「いのちの初夜」(北條民雄)(「百年文庫068 白」)ポプラ社 「いのちの初夜」(北條民雄)(「日本近代短篇小説選 昭和篇1」) ...
豊富な写真が語る、戦争の実態 「戦争を止めたい」(豊田直巳) 岩波ジュニア新書 不運を呪うべきでしょうか。それとも、この世の地獄を自分の目で見ることを幸運と呼ぶべきでしょうか。私は連日の空爆にさらされるバグダッドの街を、...
危険な自由人、その名はドン・ジュアン 「ドン・ジュアン」(モリエール/鈴木力衛訳)岩波文庫 希代の女たらしドン・ジュアンは、狙いをつけていた娘をたぶらかすことに失敗し、その後に出会った田舎娘二人も口説き落とせず、気が立っ...
博物館対応コンパクト仕様のハンディ恐竜図鑑 「カラー版 恐竜たちの地球」(冨田幸光)岩波新書 一九七〇年代に「恐竜温血説」がひろがりはじめると状況は一変した。若い研究者が精力的に研究をおしすすめた結果、尾を広げ、活動的に...
書かれてあるのは、勉強方法ではなく楽しみ方 「橋本式国語勉強法」(橋本武) 岩波ジュニア新書 若者は自由であるべきです。しかし自由とは放縦の同義語ではありません。自由を育てるのは規律であり、自律の精神であると思えば、伸び...