「素朴なひと」(フローベール)
彼女がこれほどまでに働き続けた理由は何か? 「素朴なひと」(フローベール/谷口亜沙子訳)(「三つの物語」)光文社古典新訳文庫 無学の貧しい娘フェリシテは恋人テオドールに裏切られるが、オーバン夫人に雇われ、召使いとして献身...
彼女がこれほどまでに働き続けた理由は何か? 「素朴なひと」(フローベール/谷口亜沙子訳)(「三つの物語」)光文社古典新訳文庫 無学の貧しい娘フェリシテは恋人テオドールに裏切られるが、オーバン夫人に雇われ、召使いとして献身...
「してやられた」感こそ本作品の最大の味わいどころ 「放心家組合」(バー/宇野利泰訳)(「世界推理短編傑作集2」) 創元推理文庫 「放心家組合」(バー/田中鼎訳)(「ヴァルモンの功績」)創元推理文庫 警視庁のヘイルが持ち込...
若き鏡花の心意気が感じられる 「金時計」(泉鏡花)(「泉鏡花集成1」) ちくま文庫 拙者昨夕散歩の際此辺一町以内の草の中に金時計一個遺失致し候間御拾取の上御届け下され候御方へは御礼として金百円呈上可仕候あーさー、へいげん...
三篇とも、「恋」の味わいは「ほろ苦さ」 「百年文庫034 恋」ポプラ社 「隣の嫁 伊藤左千夫」おはまは省作と並んで刈りたかったは山々であったけれど、思いやりのない満蔵に妨げられ、仏頂面をして姉と満蔵との間へはいった。おと...
「竹取物語」ですでに、日本文学は完成していた 「竹取物語 全訳注」(上坂信男) 講談社学術文庫 今は昔、竹取の翁といふもの有けり。野山にまじりて竹を取りつつ、万の事に使ひけり。名をばさるきのみやつことなん言ひける。その竹...
スピード&チャージ!大逆転するルパン 「水晶栓」(ルブラン/堀口大學) 新潮文庫 逃げ遅れた部下は殺人罪で死刑が確定した。刑の執行を回避する取引材料として、ルパンは代議士ドーブレックの隠している秘密文書の入手を画策する。...
ホラーなのか、単なる法螺話なのか 「柳湯の事件」(谷崎潤一郎)(「潤一郎ラビリンスⅧ」)中公文庫 「僕は今夜、人殺しの大罪を犯して居るかも知れません。自分では全く分らないのです。人殺しがあったのはほんとうで、下手人は僕で...