「黄金仮面」(江戸川乱歩)
怪盗ルパン登場!もはやジュヴナイル 「黄金仮面」(江戸川乱歩)(「江戸川乱歩全集第7巻」)光文社文庫 「明智君、今云った妙なことは、あれは一体どういう意味だね」「黄金仮面はアルセーヌ・ルパンだ。突飛に聞えるかも知れない。...
怪盗ルパン登場!もはやジュヴナイル 「黄金仮面」(江戸川乱歩)(「江戸川乱歩全集第7巻」)光文社文庫 「明智君、今云った妙なことは、あれは一体どういう意味だね」「黄金仮面はアルセーヌ・ルパンだ。突飛に聞えるかも知れない。...
人間と科学の関係性を考える 「科学の方法」(中谷宇吉郎)岩波新書 この書の表題は、「科学の方法」となっているが、いわゆる方法論を説くのが、本書の目的ではない。現代の自然科学の本質はどういうものであり、それがどういう方法を...
生物学の知見から導かれた「生き方指南」 「はずれ者が進化をつくる」(稲垣栄洋)ちくまプリマー新書 生物の進化は「多様性の進化」でもあるのです。こうしてつくられてきた「多様性」には、いったいどんな意味があるのでしょうか。私...
一発勝負、アナフィラキシーの殺人 「キプロスの蜂」(ウィン/井上一夫訳)(「世界推理短編傑作集3」) 創元推理文庫 ヘイリー博士がバイルズ警部から持ち込まれた事件は「蜂」。車内で蜂に刺されて女性が死亡した事件と、別の場所...
空想地球科学の世界を楽しむ 「天変地異の地球学」(藤岡換太郎) 講談社ブルーバックス 天変地異のサイクルを次々にさかのぼっていくことで、そもそも天変地異とは何が起こしているのか、その究極の理由にたどりつきたいというのがこ...
三部作完結編、子ども時代の終わりを予感させる終末 「ピッピ 南の島へ」(リンドグレーン/大塚勇三訳) 岩波少年文庫 こうして、春早々の、ある寒い夕方、トミーとアンニカは、生まれてはじめて、小さい小さい町をはなれ、ピッピと...
ひと味違う、パラレルワールド・ストーリー 「傾いた地平線」(眉村卓)角川文庫 SF作家である「私」は、気がついたら十数年前に辞めたはずの会社にいた。そこで「私」は次長として会社員を続けていたのだった。同僚たちは当たり前の...
「豊かさ」とは何か、「豊かな生き方」とは何か。 「ほんとうの定年後」(坂本貴志) 講談社現代新書 高年齢者の労働参加に対する社会的な期待は年々高まっている。近い将来、定年後も働き続けることはますます「当たり前」になってい...
傳吉に見る「純愛」の一つの形 「變目傳」(広津柳浪)(「今戸心中 他二篇」)岩波文庫 容貌の醜い傳吉は、得意先の仁壽堂主人の妹・お濱に想いを寄せる。仁壽堂の徒弟・定二郎はそれを面白がり、お濱の「冩眞挾」を譲り渡す約束で、...
もはやSF!しかし最後はミステリとしての衝撃的結末 「孔雀屋敷」(フィルポッツ/武藤崇恵訳)(「孔雀屋敷」)創元推理文庫 亡夫の友人であった老将軍の招待に応じたジェーン。彼女はその地にある孔雀屋敷と呼ばれる家屋で殺人現場...