「働くということ」(黒井千次・池田邦彦)
いかにして「漫画」となったか、それが味わいどころ 「働くということ」(黒井千次・池田邦彦)講談社 体験記のような新書が、漫画として生れ変わる、と聞いて驚いた。しかしいずれも人々が生きて行こうとする営みの中から生み出される...
いかにして「漫画」となったか、それが味わいどころ 「働くということ」(黒井千次・池田邦彦)講談社 体験記のような新書が、漫画として生れ変わる、と聞いて驚いた。しかしいずれも人々が生きて行こうとする営みの中から生み出される...
込められた意味を読み取る作業はきわめて「読書的」 「ルックバック」(藤本タツキ)集英社 漫画に自信を持っていた藤野は、不登校の京本の画力の高さに驚愕する。ひたすら漫画を描き続ける藤野だったが、やがて描くことを諦めてしまう...
表題だけで終わればいいのですが…。 「あしたは戦争 巨匠たちの想像力・戦時体制」 ちくま文庫 いつはじまっていつ終わるのかも、誰がはじめて誰が得するのかもわからない戦争。人々は先が見えない不安の中で右往左往するしかなく...
「死」を描いた原作に、人間のぬくもりを与えた漫画 「最果てアーケード」(全2巻)(小川洋子・有永イネ)講談社 「死んだ生き物のレースばかり集めてるってのかい?新品はひとつも置いていないのかい?」「おばさま 人間 生きてる...
登場人物の顔はすべてデフォルメ 「漫画 吾輩は猫である」(近藤浩一路) 岩波文庫 吾輩の主人はさる学校の教師である。学校から帰って来ると一日書斎に閉じ籠るのが癖だ。大変勉強家のようだが事実は正反対で、吾輩は時々忍び足で、...
いったいどんな人なのでしょう、この「人」は。 「はたらく細胞01-06」(清水茜)講談社 酸素を運ぶ「赤血球」の足下で、突然地面が割れ、侵入者が現れる。それは「肺炎球菌」の一団だった。身の危険にさらされた「赤血球」を助け...
最後を飾るにふさわしい第6巻 「はたらく細胞06」(清水茜)講談社 いつものように雑菌を駆逐する白血球の前に、経路に迷った血小板が現れる。かつての赤血球にも似たそのひたむきさに白血球は親近感を覚える。そんなとき巨大な振動...
一つの繋がりを持ち、長編漫画として成立 「はたらく細胞05」(清水茜)講談社 免疫系細胞たちの活躍を目にした一般細胞は、自分のつまらなさに嫌気がさしていた。そんなとき水路で溺れている4匹の菌を見つけ、保護してしまう。それ...
この巻の読みどころは「造形の見事さ」 「はたらく細胞04」(清水茜)講談社 今日もまた雑菌に襲われている赤血球。しかし免疫細胞の一種・単球が現れ、それらを駆除する。まもなくして再び襲われる赤血球。そこに白血球が駆けつけて...
ワクチン接種とはこういうことなのか 「はたらく細胞03」(清水茜)講談社 流星群とともに面妖な顔のウイルスが侵攻し、世界が滅ぶ予知夢を見る記憶細胞。直後、夢は現実となり、未知のウイルスが出現する。白血球たちが出動するが、...