「秋」(芥川龍之介)②
信子はなぜ俊吉と結婚しなかったのか? 「秋」(芥川龍之介) (「百年文庫006 心」)ポプラ社 まるで暗号で書かれたかのような 近代心理劇、と昨日紹介した本作品。 私は、今回再読するまで、 姉の信子が妹の幸せを願い、 自...
信子はなぜ俊吉と結婚しなかったのか? 「秋」(芥川龍之介) (「百年文庫006 心」)ポプラ社 まるで暗号で書かれたかのような 近代心理劇、と昨日紹介した本作品。 私は、今回再読するまで、 姉の信子が妹の幸せを願い、 自...
まるで暗号で書かれたかのような近代心理劇 「秋」(芥川龍之介) (「百年文庫006 心」)ポプラ社 信子と従兄の俊吉は 互いにひかれ合っていたものの、 彼女は妹・照子と 俊吉の仲を取り持ち、 自らは商社に勤める男と結婚し...
青年アントニオは、あまりにも青すぎました 「コロンバ」 (デレッダ/大久保昭男訳) (「百年文庫077 青」)ポプラ社 失恋し、 傷心で帰郷したアントニオは、 ひたむきな田舎娘 コロンバと出会い、 いつしか心惹かれる。 ...
半年ぶりに再会した少女二人はどうなったのか? 「少女」(ウンセット/尾崎義訳) (「百年文庫077 青」)ポプラ社 いつまでも仲良しでいようと 誓ったシーフとエルナの 二人の少女。 エルナの引っ越し以来、 疎遠になってい...
これを不幸を言わずして何という 「十三夜」(樋口一葉) (「百年文庫046 宵」)ポプラ社 裕福な家に嫁いだ阿関(おせき)は、 夫の冷たい仕打ちに耐えきれず、 ある晩、家を飛び出し 実家に戻ってきた。 幼児を残し、二度と...
一葉が描いた女性たちはみな哀しみを抱えている 「にごりえ」(樋口一葉) (「にごりえ・たけくらべ」)新潮文庫 銘酒屋街の人気の酌婦・お力は、 新客の結城を愛したが、 それ以前に 馴染みの客・源七がいた。 源七はお力に 入...
多感な中学校2年生を描いた「生徒文学」 「市立第二中学校2年C組」 (椰月美智子)講談社文庫 8時09分、 瑞希は決まらない髪形に悩み、 10時24分、 貴大は里中さんを好きになる。 12時46分、 グループ分けで内海が...
描かれている祖母・母・娘の関係は良好です 「しいちゃん」(椰月美智子) (「未来の手紙」)光文社文庫 小学校6年生ののりえは、 悩み事があると しいちゃんの家に行く。 今日は友だちが 悪口を言っていたのに出くわして 気持...
少女の姿がこうも変化して描かれているのは 「麦藁帽子」(堀辰雄) (「日本文学100年の名作第2巻」) 新潮文庫 夏休みの避暑地で、「私」は少女と念願の再会を果たす。彼女は「私」の幼馴染みであり、「私」の年上の友人の妹...
私小説か?いいえ、堀独自のスタイルの小説です 「旅の絵」(堀辰雄) (「風立ちぬ・美しい村・麦藁帽子」) 角川文庫 生活に疲れた「私」は、 旅に出て神戸駅付近の 小さなホテルに宿泊する。 夜、ホテルの階段で 綺麗な少女...