「アマノン国往還記」(倉橋由美子)①
一体何のメタファーなのか? 「アマノン国往還記」(倉橋由美子) 新潮文庫 モノカミ教布教のため、アマノン国へと派遣された宣教師団。しかし国を被っているバリヤの突破に成功し入国できたのは、宣教師Pただ一人だった。浜辺に打ち...
一体何のメタファーなのか? 「アマノン国往還記」(倉橋由美子) 新潮文庫 モノカミ教布教のため、アマノン国へと派遣された宣教師団。しかし国を被っているバリヤの突破に成功し入国できたのは、宣教師Pただ一人だった。浜辺に打ち...
気付いたときには遅かった 「完璧な侵略」「博士の粉砕機」(今日泊亜蘭)(「最終戦争/空族館」) ちくま文庫 宇宙研究所に勤務している旧友「かれ」と再会した「おれ」は、恐ろしい話を聞かされる。Σ星人の侵攻が静かに始まり、地...
これはまさしくエンターテインメントです 「オリヴァー・ツイスト」(ディケンズ/加賀山卓朗訳)新潮文庫 窃盗団に引きずり込まれた孤児オリヴァー・ツイストは、優しい紳士ブラウンローに保護される。しかしその幸せもつかの間、彼は...
半世紀に渡って寄り添った二人の深遠なる往復書簡 「梅の蕾」(吉村昭)(「日本文学100年の名作第9巻」) 新潮文庫 「梅の蕾」(吉村昭)(「遠い幻影」)文春文庫 三陸海岸の僻村へ千葉県がんセンターに勤めるエリート医師・堂...
どのような「老い」を生きるか 「朝霧」(永井龍男)(「日本文学100年の名作第4巻」) 新潮文庫 「朝霧」(永井龍男)(「朝霧/青電車 その他」) 講談社文芸文庫 「私」の同級生・良英の父親X氏は、元教員で軽い痴呆を患っ...
本に残る「だれか」の「痕跡」 「だれか」(角田光代)(「さがしもの」)新潮文庫 海外旅行中の「私」は、タイの小さな島でマラリアに罹る。寝込んでいる「私」は、バンガローにあった日本の文庫本を一日中読んだ。物語ではなく文字を...
一体何が起きるのか、予断を許しません。 「RDG5 レッドデータガール 学園の一番長い日」(荻原規子)角川文庫 戦国学園祭がいよいよ始まった。泉水子たち執行部は黒子の衣装で裏方に回る。謎のホラーハウス、怪...
2011年3月10日第3版発行 「原子力がひらく世紀 第3版」(日本原子力学会編) 今日取り上げる本は、これまでとはちょっと毛色が違います。まず、文庫本でも新書本でもありません。26cm×18cmで、立派な大型本です。そ...
五人の子どもたちの生き生きとした夜更かし 「子供たち」(チェーホフ/池田健太郎訳)(「百年文庫040 瞳」)ポプラ社 グリーシャ、アーニャ、アリョーシャ、ソーニャ、アンドレイの五人の子どもたちは、食堂で遊びに興じている。...
面白さの秘密は細胞世界に置き換えたストーリー展開 「はたらく細胞02」(清水茜)講談社 胃の周辺に現れた細菌に立ち向かった好酸球は、まったく歯が立たず、仲間の細胞から馬鹿にされる。細菌、そして腸炎ビブリオは白血球が駆除す...