中学校1年生に薦めたい本100冊vol.10 1月
「理科読」のススメ~サイエンスリーディングに挑戦! 理科読(りかどく)を知っていますか?理科読とは、その名の通り「科学の本を読もう!」なのです。多感な子どもたちに新たな知的好奇心を与え、能動的に本を読む習慣を身につけるこ...
「理科読」のススメ~サイエンスリーディングに挑戦! 理科読(りかどく)を知っていますか?理科読とは、その名の通り「科学の本を読もう!」なのです。多感な子どもたちに新たな知的好奇心を与え、能動的に本を読む習慣を身につけるこ...
まずはこの一作から読め!~明治・大正の短編集 以前も書きました。長編小説には長編小説の魅力がありますが、短編には短編のおもしろさがあります。日本語を噛みしめながら読みたい明治・大正期の短編小説集8冊をセレクトしました。 ...
筆者と語ろう~生き方を知るエッセイ・ノンフィクション 子どもたちが書店や図書館で手にする本のジャンルは何か?ほぼ90%はラノベ・文学等の「物語」ではないかと思うのです。しかし、読書の楽しみは「物語」だけではないのです。エ...
ちょっと違った世界を知る その1 読書の楽しみの一つは、日常とは「ちょっと違った世界」に行くことができること。中学校3年生は大人への入り口。これから経験するかも知れない、あるいは絶対に経験できないかも知れない「ちょっと違...
子どもの世界っていいですねで終わっていない 「ときどきの少年」(五味太郎) 新潮文庫 草野球の審判を引き受けた若い警察官は、「ぼく」たちに技術指導まで始める。「ぼく」はそれを煩わしく感じ、いつもの調子が出ない。最終回、塁...
自分は飛行機型人間を育てているのだろうか 「思考の整理学」(外山滋比古) ちくま文庫 折にふれて読み返しているエッセイ集です。それも冒頭の一編「グライダー」を、何度となく読み返しています。教職に就いていて、常に問題意識を...
「それでも人は生きている」ということ 「小説 天気の子」(新海誠)角川文庫 あれから二年半の歳月が過ぎ、帆高は再び東京へ渡る。東京はすでに姿を変え、その三分の一が水没した。人々は西へとその居住地を移動させたが、それでもま...
それが「文学」なのではないかと思うのです 「小説 天気の子」(新海誠)角川文庫 離島から家出してきた高校1年生・帆高は、不思議な能力を持つ少女・陽菜と出会う。彼女は願うだけで晴れ間をもたらすことのできる「晴れ女」だった。...
漫画の便利なところと不得手なところ 「あさきゆめみし2」(大和和紀) 講談社漫画文庫 気位の高い六条御息所は魂が遊離するようになる。葵の上は物の怪に取りつかれ、源氏の子を出産したものの落命する。朧月夜は源氏との密会の現場...
権力だけでなく女性との関係も見事に修復 「源氏物語 澪標」(紫式部)(阿部秋生校訂)小学館 源氏帰京の翌年、朱雀帝が退位する。新帝・冷泉帝は、公には前帝の弟であるが実は源氏の子であった。源氏は内大臣となり、政界を退いてい...