「最後の授業」(ドーデ)
母国語を失うということが意味するもの 「最後の授業」(ドーデ/滝田文彦訳) (「集英社ギャラリー世界の文学7」)集英社 学校嫌いの少年・フランツは、その日も学校に遅刻する。普段は厳しいアメル先生が、その日はなぜか穏やかだ...
母国語を失うということが意味するもの 「最後の授業」(ドーデ/滝田文彦訳) (「集英社ギャラリー世界の文学7」)集英社 学校嫌いの少年・フランツは、その日も学校に遅刻する。普段は厳しいアメル先生が、その日はなぜか穏やかだ...
処女作にしてすでに傑作、乱歩の渾身の一篇 「二銭銅貨」(江戸川乱歩)(「江戸川乱歩全集第1巻」)光文社文庫(「江戸川乱歩傑作選」)新潮文庫(「日本文学100年の名作第1巻」) 新潮文庫 ある日、松村は、釣り銭の二銭銅貨が...
「二銭銅貨」と並ぶ乱歩もう一つのデビュー作 「一枚の切符」(江戸川乱歩) (「江戸川乱歩全集第1巻」)光文社文庫 富田博士邸裏の線路で 夫人が轢死する事件が起こる。 夫人の携えていた遺書から 警察は当初自殺と判断する。 ...
コミカルなまま終わるはずがありません 「東海道戦争」(筒井康隆) (「あしたは戦争」)ちくま文庫 SF作家の「おれ」は、 家を出てはじめて街の様子が おかしいことに気がついた。 自衛隊のヘリコプターや 戦闘機が上空を飛...
繰り出されるブラックユーモア 「五郎八航空」(筒井康隆) (「日本文学100年の名作第7巻」) 新潮文庫 「五郎八航空」(筒井康隆)(「傾いた世界」)新潮文庫 取材のために記者とカメラマンが無人島を訪れる。船で来たのだが...
避難の判断はかくも難しいものか 「これからの防災・減災がわかる本」 (河田惠昭)岩波ジュニア新書 ※本記事は 2017年7月24日付けで 他のブログに投稿した記事を リライトしたものです。 22日の昼から23日に...
自然災害大国ニッポンの国民必読の書 「これからの防災・減災がわかる本」 (河田惠昭)岩波ジュニア新書 東日本大震災から すでに3年以上たちました。 あの日、私は勤務校の図書館に 生徒80名を集めて 授業を行っていた真っ...
人権感覚のレベルがちがいます 「平和ってなんだろう」 (足立力也)岩波ジュニア新書 「私は五年生のクラスで、 学級委員をやっていた少女に 「平和って何?」と質問してみた。 その答えを聞いて驚いた。 彼女は迷わず...
見えてくるのはどこかの国の歪な形 「平和ってなんだろう」 (足立力也)岩波ジュニア新書 コスタリカ共和国を知っていますか。 軍隊を放棄したことで有名な国です。 私は本書を読むまで、その位置すら 理解していませんでした。...